マンションの更新で
連帯保証人の母に
電話した
母とは六年ちかく
会っていない
母が
キレたり
罵声を浴びせたり
してくることに
うんざりしていた
離れていることで
なんとか平穏に過ごせている
母は
「なんでもっと連絡してこないの！？」
と問い詰めてきた
私は
「お母さんが
すぐにキレるからイヤなの」
と言うと
母は
「キレたことなんてない！」
と言う
そうですか…
これ以上
不毛な言い合いをするのは
やめよう
私は
「困ったことがあったら
連絡して」
と伝えて切った
そして
電話を切ってから
涙が出た
悲しんでいる
母の気持ちが
痛いほどわかった
もっと娘に
自分の人生を
潤わせてほしい
娘に支えて欲しい
小さい頃から
母の寂しい気持ちは知っている
母が自分の人生に
失望していることも知っている
母の心に
底知れぬイライラがあって
それを
身近な娘に
ぶつけてきたのも知っている
娘を
ある時は、カウンセラー代わりに
ある時は、母の人生を輝かせる親孝行娘に
ある時は、ストレスのはけ口に
してきた
でも私は
もうその役は
降りた
母のすべての願いを
叶えることは
できない
女王様に仕える
従者の役は
終わり
私がどんなに頑張っても
母は幸せにはならなかった
自分の人生は
自分でなんとかするしかない
周りに怒りをまき散らすと
みんな逃げていく⬇️
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