「ポピュリズムと権力主義による社会の分断が進み、国家の実態を動かそうとする利権の存在が露わになり、権力そのものによって深刻な危機がもたらされようとしている。ソビエト連邦解体後、強いロシアを目指すプーチン大統領の長期政権からも、中国の習近平による権力の維持とそのためのグローバルな施策からみえてくる抑圧や覇権からも、同一の危機的なものがある。」(岡本勝人著『1920年代の東京』(2021年6月30日)の「おわりに」より)。

写真は、高橋英夫著作集の最新刊と山本育夫の最新詩集。