特に深夜放映のヤツって、最初は全部観るつもり無いのに、観始めるとついついエンドロールまで観てしまう。


しかも以前観た映画が放映されていたら、一度観たはずなのにまた観ちゃう。


「あー、もうオチ知ってるぞ」

って分かっていても、観ちゃう。


分かっているからこそ、気構えすることなく「楽に」観られるのだろう。


まさに疲れた週末の夜更かし、自分へのご褒美、脳ミソの気分転換にもってこい。

ホントは早く寝たいんだけど。






こないだの金曜観たのは「デイ・アフター・トゥモロー」。


これももう、何度も観た。

オチもストーリーもほとんど記憶している。

でもやっぱり観てしまう。



だが、この映画は、観たい理由がちゃんとある。



主人公の息子「サム」役(高校生役で出演のジェイク・ギレンホール。だよな?凄い若いけど!)の、同級生役の女優さん。


エミー・ロッサム」。


本作の役名は「ローラ」。


映画版「オペラ座の怪人」のヒロイン役の方が有名らしい。



本作での最初の出演は、主人公の息子役、あー、いちいち書くの面倒。サムか、いや、サムって誰?ってなるから本名のジェイクでいいか、ジェイクと同乗するNY行き機内の様子から。


機が乱気流で揺れ、怖がるジェイクが無意識にローラの手を握り、お互いが意識し始める。


その時のローラ(役のエミー)の表情の作り方といったら何ともはや。


純朴で、しかし内には聡明さを感じる表情。

単なる田舎娘の演技ではない。

まぁ設定が、全米クイズ選手権出場校生なので相当に頭良い生徒役だからだろうが、その役を忠実に具現化している。


あの表情が何とも言えない。



その後の展開は言わずもがな。


凍えるジェイクを必死に温める姿。


図書館で暖とる間の何気ない、でも心温めるには十分な、しっかりと相手を見つめた会話。


水没しかけるタクシー内に閉じ込められた、英語の出来ない親子を助けに行く場面は、ローラの演技に無理があったが、あれは脚本が悪いので気にしない。


ローラが敗血症患い、ジェイク含め同級生たちが決死でペニシリン取りに行ったがどう考えても注射器シリンダーと針は凍結して割れて逆に危ないだろ、でもやっぱり助かっちゃったか、とのいちゃもんも気にしない。


それを超える、可愛らしい、でも凛としたエミーの演技だ。

ジェイクや、主人公よりも、印象が強い。



自分の名誉の為?に断っとくが、エミー・ロッサムは、パパオの好みではない。

なんかぱっと見、ジュリアロバーツに似てる。

例えが古い?

顔の濃い人はあまり。



でも、好みとかどうでもよい。


印象に残ったものは、大事にする性格。


という妙な理由で、この映画は観てしまう。


でもストーリー全般には賛同しかねるので、アマプラ再視聴や、DVD買うほどではない。

確かにパニック映画としては素晴らしい。

映像美も凄い。

だが人間ストーリーや細かな設定を含めると、浅過ぎ!無理ありすぎ。



それより、こんなローラみたいな子が、ウチの長男坊のお嫁さんに来てくれたらなぁ。

是非ウチの長男坊をよろしく!

って、即答しちゃうな。

と、余計な想像までしちゃった。

そういう意味では、パニック映画だが、長男坊には観せてよいかな。




ちなみに。


この映画観たすぐ後、大変なニュースをみた。


アメリカで複数tornadoが襲ったとのことだ。


(↓以下21/12/13時点のリンク)


NY times配信


FOXニュース配信



デイアフタートゥモローでも同様の場面が。

映画そのまんまじゃん!



という冗談書いてる場合ではない。


クリスマス前に、悲しい出来事を観てしまった。

この日は寝るに寝られずだった。



#カバー画像は21st cent. FOX HPから拝借。


マル