今朝21/6/4のニュース。


育児介護休業法の改正案成立。

出生後8週以内に最長4週間取れる「男性産休」を新設。2回に分割可能。

男女問わず、1歳までに育児休業を2回に分割して取得可能。

計、「出生時育休」と併用すれば男性は1歳までに4回の育休取得が可能。


らしい。

よく理解していないが。




確かに、子ども産まれて間も無くは、ママも産後で大変なので、パパの助けは必要。

だから、この制度はありがたい、というか、昔は無かったから、少し羨ましかったり。



だが。


はて。


「出生後8週」

「1歳まで」

「4回に分割可能」

というのが、気になる。



かと言え、会社にとっては休暇が長引いては困る。

ただでさえ人財不足の昨今。戦力ダウン必至。


雇用主と従業員とのギャップはどこにあるか。

男性従業員は、休みたいのか。

休みたいだろうが、育休終わったら全面職場復帰し、仕事専念に戻るのか。



そう。


休暇どうのこうのでは無い気がする。


産休育休を取得させることがゴールになってしまい、休暇を取る目的はそもそも何なのかを見失っている気がする。



パパオはこう思う。


仕事も育児もバランス良く、従業員がいつでも安心して時間を選択できる環境ではないか。


そのための手段は、何も男性産休だけとは限らない。

産休育休だけを俎上にし、はい、安心して育児に専念してね、と言われているようで、違和感しかない。



ポイントはこれ↓だと思う。


9週目やら1歳到来の瞬間、育児の大変さが激減するとは思えない

激減する科学的実証根拠があるのか?

8週か9週かが大事なのではない。

4回分割でよいのか5回ならよいのかでもない。

育児は産後直後だろうが何歳経過だろうが、子どもが1人前に成長するまではどのご家庭も大変なんだと言いたい。



体力面も、金銭面も。



どうにも、お役人様のお考えは、こう↓にしか見えない。

勝手な想像だが。


どうすか?

ワークライフバランス施策の一環で、成立させてやったぜ。

企業と従業員の思惑の妥協点だ。

昔は無かったんだからこれは大改革なんだぞ。

文句無いだろ?



また、企業側からは、こんな声↓が聞こえる気がする。

勝手な想像だが。


仕方ないな。制度だから、CSRの一環でこれに乗っかって、企業アピールしちゃおう。

男性従業員よ、休暇取ってよいぞ。ただし取らせてやった暁に、休暇明けたら全力で仕事に専念してもらうからな。



男性従業員の中にはこんな人↓もいるかも。

勝手な想像だが。


休暇で仕事抜けると、仕事に穴開けそう。出世レースから外れそう。

誰が代わりにオレの仕事やってくれるのか?

ホントは育児なんて面倒だしやりたくない。

でも会社からの指示だから仕方ない。

育休取ったら収入減るし。

ママよ。休暇取って育児するから、休暇明けたら後は全部ママよろしく!



かなり穿った見方だろうな。

でも強ち外れているとも思えない。

相当の人数の、頭の良い方々がお考え頂いたのだから、頭の数だけ、善悪両面の思惑があるはず。



だが、狙いがピンポイントすぎる。



育児はずーっと続く。

だから休暇とかではなく男女関わらず、育児時間を選択して取れるような制度が欲しい。



金銭面もそう。

休暇取得による収入保証してくれるぐらいなら、休暇取らずに働いて稼ぎ、でも育児時間も取りたい。


この、パパママに選択できる余地が欲しい。



ここに対するハードルは、固着化された既成事実がある。


従業員は出社して退社するまで1日◯時間ずーっと仕事に専念すべし。


ここにどうして、

「なぜ」

を付けないのか。


9時出社18時退社。

なぜ?

労働契約で決まっているから?

変えればいいじゃん。


1日は24時間ですよ。

睡眠除いても18時間くらいある。

なぜ分割して考えられない?

分割管理が面倒?

なぜ?


男性は仕事するもんだ。

なぜ?


4回に分割できるからいいだろと?

なぜ4回?

育児は急転直下な出来事のオンパレードなんですが。



たぶんこれを自分の会社に聞けば、あれやこれやで総ツッコミが来るだろう。


労働関連法律の詳細までは知らない。

専門家じゃないし。

でも実態に対して、「なぜ?」と疑問を付ける余地ある現況は、やっぱり何かがおかしいのではないか。


何もおかしくなければ、

ふーん

で過ごすはずだ。



なんか書いていて怒りのようなものを感じた。

だから今日はここまで。


マル