“克”動日記



1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

日帰りカザフスタン

7月18日。


ウズベキスタンのTashkent(タシケント)から日帰りで、カザフスタン第3の都市Shymkent(シムケント)へと行ってきました。




11時頃にホテルを出発し、メトロでYunusobod駅へ。


事前の調べでは、その近くから国境行きのバスが出ているというので辺りを探していると、589番と表示された車を見つけました。



これがバスなのかはさておき、国境まで行くとの事だったので、座席に座り満席になるのを待ちました。


15分ほどで車は出発。




約30分で国境近くに着き、少し手前で降ろされました。


この589番は国境が終点ではないみたいで、自分が下車した後は道を曲がり、他の乗客は乗せたまま別の方向へと走っていきました。



徒歩での越境は、先日のタジキスタンの時と同じような要領でした。




カザフスタン側に入ると、大勢のドライバーが待ち構えていました。


しかし、カザフスタンの通貨テンゲ(KZT)を持ち合わせていなかったので、このエリアに並んでいる両替商へ。


1軒目と2軒目は提示していたレートで両替してくれないので断ったところに、どこからともなく現れた闇両替の男。


彼が提示したレートは両替商よりも遥かに良かったですが、それでも断ったところ、その様子を見ていた別の両替商が正規と思われるレートを提示。


そこで少額のKZTを手に入れました。


次はShymkentに行くための車ですが、納得いく金額を提示したドライバーさんが見つかり、車内で待つことに。


自分ともう1名の2名しか揃わず、なかなか満席とはなりませんでした。


このまま日が暮れてしまうのではないかと心配していたところに来た女性2名が、大型1BOXカーの3列目を大きな荷物で埋めて乗ってくれたので、乗客4名で出発となりました。


街に向かっては、大草原に1本だけ通る高速道路のような道(スピードを出していただけで一般道?)をひたすら走りました。





郊外で下車した乗客もいたので若干遠回りにもなりましたが、それでも約1時間半でShymkent到着。


降ろされた目の前がArbat Shymkentという歩行者専用のストリートでした。



夜になると、電飾が綺麗なようです。




ショッピングモールShymkent Plazaの中は、完全に都会でした。






限られた時間で観光らしいこともしておこうと、徒歩で移動。


金色の屋根のOrdabasy Mosque。



Independence Monument(独立記念碑)も、そのすぐ横にありました。



そして、向かい側の階段を上り、Independence Park(独立公園)へ。








またShymkent Plazaに戻り、早めのディナー。



お約束のバーガーキングです。


思い出作りも兼ねて、一番高いセットを注文。


「パテ2枚のバーガーですが、よろしいでしょうか?」と確認されてしまいました。




帰りの手段ですが、「コロス」というやや物騒な名前のエリアから、タクシーに乗りました。


4名揃った時点で発車ということでしたが、自分ともう1名しか揃わず、ドライバーさんが「すぐに出発したいから2倍支払ってくれないか?」と提案。


KZTの所持金だけでは足りないので、いくらの米ドル(USD)を上乗せするかという僅かな金額を巡ってゴネましたが、折り合いがつき国境へと向かうことに。


自分としてはどちらでも構わない程度の金額の話でしたが、次に訪れる日本人が舐められたらいけないので、どこの国に行っても些細な交渉をするようにしています。




ドライバーの彼は非常に気さくで、いざ走り出すとあれこれ話しかけてきました。


「日本ではどんな車に乗ってるの?」とか「RIZINにカザフの選手も出ているの知ってる?」とか。


国境に着く頃には「TelegramかWhatsAppやってないの?」って…。


距離詰め過ぎでしょ。




7時間前とは逆でカザフスタンから出国し、ウズベキスタンへと徒歩で入国したわけですが…。


入国審査官のデバイスの調子が悪かったらしく、自分の並んでいた列だけ異常に時間がかかりました。




国境からは極力安くで帰りたかったのですが、声をかけてくるのはぼったくりドライバーばかり。


一応金額を聞いてみましたが、希望とゼロが1つ違いました。


それでも次から次へと近寄ってくるので、ポケットの中身を見せて空っぽだよとジェスチャーすると、彼らが笑いました。


どうしようかと彷徨っていたところ、小型トラックが真横に停車。


「いいから乗りな」と言うのですが、後で揉めるのも嫌なので金額を確認すると、途中までならと破格の安さで交渉成立。


この人の良さそうなおじさん(といっても自分と年は1つ違い)が、来た時と同じYunusobod駅まで乗せてくれました。


駅に着いた時点で23時前。




メトロも運行していたので、無事にその日のうちにホテルに戻ることが出来、何とかカザフスタン日帰り旅行となりました。

SamarkandからTashkentへ

7月17日。




6泊したSamarkand(サマルカンド)を離れる日になりました。


宿泊していたのは家族経営のゲストハウスというスタイルで、非常に快適でした。


チェックアウトの際に、出国時に必要な滞在登録証明書を受け取る約束でしたが、ご主人が外出中。


奥さんに電話を繋いでもらうと「WhatsApp(LINEに似たアプリ)で送るよ」との返事。


WhatsAppを使っていないことを伝えると、「妻にメールアドレスを伝えておいて。今晩送るから」との事でした。


タジキスタンに日帰りで行った時には、提示することなく出国出来たので、おそらくは不要かと思いますが念のため…。




Siyob Bozori近くから、トラムでSamarkand駅へ。





予約していた列車の出発時間までは3時間半もあったので、駅前のベンチでボーっとして過ごしました。


あと1時間半というところで、駅の構内へ。



そして、発車時間が近づき高速列車Afrosiyob(アフラシャブ号)がホームに。



外観もそうですが、車内も新幹線のようでした。


こちらは来た時の特急列車よりもさらに速く、約2時間20分でTashkent(タシケント)との間を結びます。




出発から15分ほどすると、乗客に軽食が配られました。





iPhone内の画像の整理などをしていると、あっという間にTashkent駅に到着。


予約していたホテルは、先週泊まったところと同じなので、メトロで向かうだけと簡単なはずでしたが…。


そのメトロの駅が見当たりませんでした。



一度落ち着き少し離れた場所から駅を見て、ようやく自分が置かれている状況に気づきました。


ここは、もう1つのTashkent駅だと…。


実は、Tashkentには最初に利用した駅の他に南駅というものが存在します。


そのこと自体は知っていましたが、まさかウズベキスタン最速の列車がこちらに着くとは…。


実際のところ、どちらがメインなのかは知りません。


見た感じでは、2つの駅の規模はさほど変わりませんでした。


とにかく問題なのは、どうやってホテルに向かうかです。


白タクのドライバーたちからは声をかけられましたが、可能であれば少額で移動したいところ。


駅前にはバスターミナルがあったので、何とかなるかと思い行ってみましたが、どれがどこへ向かうのか全く分からず。


近くにいる人に聞いていたところに通りがかった高校生くらいのカップルが、最終的にスマホを使って助けてくれました。


自分で検索すれば済みそうなことですが、こちらに来て以降ホテルのWi-Fiのみで何とかしていたので…。




教えてもらった38番の路線バスに乗り、街のど真ん中のホテルへ。


バスの運転手さんも車掌さんも親切な人たちで、これまた助かりました。




どうにかホテルに辿り着き、あとはゆっくりするだけと思っていたのですが…。


フロントでは自分の予約状況がなかなか確認出来なかったようで、かなり待たされました。


何が理由だったのかは分かりませんが、無事チェックイン。




移動時間は短かったはずなのに、今日は本当に疲れました。





Samarkand観光

7月15日。




朝からBibi Khanym Mosque(ビビハニム・モスク)へ。



2日前にも通りがかりましたが、その時は逆光になる時間帯だったのでスルー。



正直、入場料を支払うほどの内容ではなかったですが、中庭のベンチは非常に居心地が良かったです。


出てすぐ正面には、Bibi khanym Mausoleum(ビビハニム廟)。





一度ホテルに戻りシャワーを浴びてから、近所でランチ。


ブレーカーが落ちたのか、自分が着席した瞬間にまさかの停電。



薄暗い部屋の中でしたが、ウズベキスタン料理のプロフをやっと食べることが出来ました。


しかも、プロフを注文しただけなのに、ご覧のように定食になっていました。


外からは入りにくそうな店構えにも見えましたし、メニューはざっくりとイラストが書かれているだけで値段表示もなかったですが、良心的なお店でした。


Sharof Bobo Oshxonasiという店名です。




食後はホテルに戻り仮眠。




そして夕方になり、再度外出。


Amir Temur Maqbarasi(グーリ・アミール廟)へ。




この中の土産物屋の店主にどこから来たか聞かれたので、日本人だと言うと「ハロ〜マイフレンド」と言われました。


そのテンションから唐突に「中国人なら半額だが、そうでなければ定価だ」と。


「中国に行ったことあるか?」とも聞かれましたが、話すだけ時間の無駄。


すぐに店を出ました。


色々と理解不能でした。


その後、敷地内でスカーフを売っている女性からは、日本語で「お土産にどうですか?」と声をかけられました。


さらに「15ドル、日本円なら1500円」だと。


つい4,5年前まではそうでしたが…。


残念なことに、現在のレートでは約2400円に相当します。




そこからは、Registon Ansambli(レギスタン広場)へと向かいました。


これまでは敷地の外側から広場を見学していましたが、この日は入場料を支払い中へ。








それぞれの建物の奥には、中庭もありました。


そのベンチに座りiPhoneを触ったり、ボーっとしたりしながら、ひたすら21時になるのを待ちました。


そして、音と光のショーがスタート。




約30分で終了。


22時にもう一度あるのではないかと待ってみましたが、建物はライトアップされているだけでした。



どうやら1日1回だけみたいです。(もし間違っていたらすいません)


そのことを確認してから、ホテルへと帰りました。






1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>