診察が終わったすぐ後から、スマホで流産検索に勤しんだ。

そういえば、次の診察「来週来てね。来週…金曜日に来て。土曜日だとすぐ色々対応出来ないとかあるから。」と先生に言われた。
つまり、来週金曜日に流産確定したら土曜日に手術なのだろうなと思った。
 
流産手術って、どんなことをするのかほとんど知らない状態でただただ呆然としていた私。
流産のイメージは、出血があってお腹痛くなって『流産する』のだと思ってた。
 
流産 手術
 
流産 出血
 
流産 ブログ
 
胎嚢 変形
 
胎嚢 曲がっている
 
いろいろ検索してみた。
googleで検索、ツイッターやインスタで検索。
本屋で医学書を見て流産について調べたりもした。
 
『稽留流産』という言葉もその土日の検索で初めて知りました。
稽留流産とは、母体に自覚症状は無く赤ちゃんの心拍が確認出来ない、止まっている、胎嚢が育っていない状態。
流産とわかって(確定じゃないけど)からお腹に赤ちゃんがいる状態で生活するという1週間を今から過ごすのであるが、この1週間が今回1番辛い期間でした。
 
「月曜日会社行けるかな。でも、行くんだろうな。嫌だな。辛いな。」とか思いながらも出勤。スローモーションの様に時間の過ぎるのが遅い月曜日でした。職場は何も変わらないのに、違う世界にやって来た様な不思議な感覚でした。休憩中、寝る前はずっと流産検索。
 
私の場合、胎嚢がカシューナッツの様に変形していました。アルファベットのCみたいな形です。Cの部分が二つに分離していたら双子で大丈夫なんだけどつながって曲がってるよねと先生に言われました。
同じ様な形に変形していて元気な赤ちゃんを産みましたという知恵袋とかを見て、大丈夫かも?という気になってみたり、変形した胎嚢で流産しなくても赤ちゃんは元気に育つのだろうかと不安になってみたり、職場で大量出血で倒れる可能性を心配してみたり、地獄だった。
地獄という表現がぴったりな心理状態だった。
 
6/2が運命の日、その日次第では次の日6/3流産手術になる。
6/3は娘の2歳の誕生日だ。毎年娘の誕生日には家族旅行を計画していて、随分前からホテルも予約してあったが、今回はキャンセルした。せっかくの娘の誕生日なのに、何もしてあげられない(何も予定が立てられる状態ではない)事が申し訳ない気持ちだった。
 
今回の件で、どんなに娘の笑顔に助けられただろうか。笑顔だけでなく泣き顔、怒った顔、眠っている顔・・・たくさんの表情、私に「ママ!」「ママ!」と呼びかけてきてくれるこの娘が本当に癒しでした。
この子にとっては流産なんて関係なくて、ただただ通常モードで毎日を過ごしている。
何回か娘の前でポロポロ泣いてしまい、しばらくの間泣きやめない状態でいると、不思議そうな顔で私のほうにトコトコやってきて私の顔をじっくり覗き込み、私の頭をくしゃくしゃと撫でながら「なーでなで。なでなで」と慰めてくれました。