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こんにちわ。
最近、また地震が多いですね。
直下型が来るんでしょうか。
そして
心配なのが、マンションの耐震性です。。
疑問なんだけど、、今言っている新耐震基準「震度6程度でも倒壊しない」とか言うのは分かるんだけど、
それって、「何回地震がきても大丈夫」って事??

とゆーのは、昨年の震災の後から、大小数えきれない回数の地震がきてるでしょ?
その度に建物の耐久性は下がってないのあってゆう、、、
つまり、震度3くらいの地震を短期的に何回もくらった後にとどめの震度6を喰らうのと、何の前触れもなく震度6を喰らうのでは話が違うんじゃないの?
ってゆー疑問。。。
誰か教えて下さい。。。


それはそうとして。



最近、よく本屋にいきます。
なんとなく、いろいろな本を見て面白そうな本があれば買ったり、高ければamazonで買ってます。



で、「この本が欲しい」という目的が無いまま本屋に行っていると、いかに本のタイトルが大事か、って事に気づく。

裏を返せば、タイトルだけが印象的だったり期待させるようなもので、中身はすっからかんというものが多いって事だと思う。
出版会社や著者は何を考えているのか。。。

「これなら売れる!ヾ(@°▽°@)ノ」



と思っての事なのか、、、、そういう本はあまり相手にしたくないです。



主に、、、


・投資
・ダイエット
・語学
・ビジネス書籍


は8割型は変なタイトルで内容がクソってのが多い気がする。。


自分が詳しいジャンルで言えば語学関連の本はしょうもないのが多い。
もし、「これから英語を始めよう」と
思ってる人がいて、次のようなタイトルのものを手に取っていたら止めたくなるw


・「○○週間で話せる!」
・「これ一冊で完璧 TOEIC!」
・「文法にこだわらずに話せる!」
・「ネイティブの鉄板フレーズ!」


とか。
こういうタイトルの全てが駄目とは言いませんが、確率の問題として、こういう本を候補から外すだけで、かなり「ハズレ」を掴む可能性は減ると思います。

「OO週間で話せる」系は全くもって詐欺。
考えてみて下さい。

もし1000円~2000円程度の本一冊をとことんやったくらいで「話せる」ようになるのなら、
なんで英会話学校にいく人がいるんですか。。。
なんで日本人の英語話者は少ないんですか。

そんな神のような方法論があるのなら、まず教育機関がいち早く導入しているはずです。
そもそも「話せる」というのは基準が曖昧。ミーマイン。
i my me mine。。。すみません。

何をもって「話せる」とするのか、それは人それぞれ。

「これ一冊で完璧 TOEIC 英検 etc」系も避けた方が無難。
もし本当に全てを網羅するならとんでもない厚さになるし、そんなん心が折れます。
「どんな試験」かを知る分にはいいけど、スコアや合格が目的ならいらない。

TOEICの点数が欲しいなら、問題を時間設定通りに解きまくるのが一番です。
どうしても参考書が欲しいなら、韓国人が書いたものが一番良心的。
「スコア追求」なので、「TOEICのスコアだけではなく、本当の英語力を、、、」とかいう本よりよっぽど効率的。その辺の議論は著者が一番わかってるはず。

「いいからさー、受けるなら黙ってスコアとれよ。」

っていうスタンスなので潔い。

「文法にこだわらず~」


これは、仕事に使わない英語ならいいと思います。
旅行、とか、その辺のHUBにいるようなちゃらんぽらんなアーミーに抱かれたい人はこれで十分。
キャリアに使いたいなら時間の無駄。
「話せるけど書けません、読めません」は論外。

「ネイティブの鉄板フレーズ」

スラング中心の本は少なくとも、「最低限、英会話ができます」「書けます」「読めます」
という人が「趣味」の範囲で読めばいいと思う。
スラングには場合によって「適切」「不適切」があるので、それをわきまえて使うべき。
とゆーか、わざわざテキストで学ぶようなもんじゃない。。。かと。
そんなの、HUBに行って教えて貰えばいいじゃないw


そんな中、なにやら怪しげな本が錦糸町の有隣堂に。





「TOEIC280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」


小熊弥生 著


しかも有隣堂で「語学系 1位!」

との事。


ちょっと読んだけど、なんてゆーか、、、、、、、、、、、、、、微妙。

悪くも良くもない。


まず、その有隣堂には語学系の本で1位といっても、そもそも高校とかの参考書を置いてない本屋なので、1位と言われてもあまり意味が無い。




それに














42って多すぎだろヽ(`Д´)ノ






と思うw




確かにこの著者は通訳では有名な人ですが、このタイトルって明らかに「英語できない人」をターゲットにしてる。。。
「同時通訳者」って聞いて「まじか、ペラペラじゃん!」って思う人を狙ってるのが、、、、正直、嫌いな売り方です。。

彼女が本当に凄いのは、「TOEIC900」とかその変にいくらでもいるレベルから「通訳」まで英語力を押し上げた事だと思う。
通訳は英語ができればいいってもんじゃない。
TOEIC900なんて世の中に沢山いても通訳者になれる人はほんの少し。
さらに、そこから「通訳だけで食べていく」事ができるのはごく一部。

だから彼女は凄い。
なのに、なんでこんなスカスカで「英語が苦手なひと」を狙うような本を出したのか、、、、お金欲しいのかな。

少なからず、ある程度英語ができて、「通訳になりたい」と思っている人に具体的なアプローチを教える本を書いた方がいいと思うんだけど。

そういった意味でかなり残念。


ちなみに、「なんでこんな変なタイトルで売れるのか」と思って立ち読みして、さらにamazonの評価を見てみたけど、、、ほんと微妙。
はっきり言って、凄い通訳者なのにもったいない。。

中身は、前半が「ダメダメだった私が数十万もするTOEFLの学校にいって、モチベーションをこうやって維持して這い上がった」という苦労話。


後半はTOEICのテクニック紹介。
シャドーイングなどの日常の練習方法の紹介。



まず苦労話が長いw
さらに、残り半分にいろいろ詰め込もうとしすぎ。

間違った事は書いてないけど、短い本に色々と書こうとした結果、各章が短く、内容がすっからかん。。。
シャドーイングやTOEICテクニックはネットで調べればいくらでも見つかります。。。。
そもそも畑違いです。
世の中にはTOEIC満点を何回もとっている人がいるので、そういう人に譲るべき内容。。
でも800点とかで偉そうにブログでTOEIC how toを御指南され遊ばしているルーキーも世の中にたくさんいるので、そういうのよりはかなりましかと。。。





何がしたいねん(゚ー゚;







でも、この本はきちんと、前書きに「この本はTOEICスコアを短期間で爆発的にあげる為のテクニック本じゃないよ」って断っているのでまだ良心的かとも思います。











じゃあ、タイトルもう少し配慮しろ!誤解するわ(ノ_-。)












そんな本ですが、いいことも書いてます。







・「英語ができる」はその人の状況によって違うって事
例 日本企業の中にいて英語が必要なら「TOEIC900点です」と言えるのがいいし、「旅行で使える」レベルを目指す人にとっては「とっさの一言が返せる」など、目的によって様々


・「発音は大事」

これは同感。。。よく中年の管理職世代の日本人にいるのが「伝わればいい。それこそが最強」という人が多い。確かにマイクロソフトなんかの凄い人の英語もカタカナだったりするけど、「発音変でもいい」ってのは乱暴。
絶対ではなくても、キレイな方がいいに決まってる。

この本の著者は「発音が崩れると相手(ネイティブの場合)が理解できない事がある」事を理由にしてます。
これは思う。

それ以上に、発音は
「品の問題」だと思います。僕は。


発音が汚くても通じるっていうのは、相手がわざわざ「あ、多分こう言ってるんだな」って察してくれてるから通じているだけ。
変な日本語を話す外国人と会話する時は無意識でもこっちが「あ、こう言いたいんだな」って察してつないで補っているから成立するでしょ。
それと同じ。
つまり、文法や発音を軽視した英語でいい、と思っている人には「相手が分かりやすく話す」という考えが欠落している。全くもって品が無い。

もし、フライトアテンダントが機内アナウンスでめっちゃカタカナ英語だったらおかしいでしょ。
色々な国の人皆が理解できる為には極めて標準的な(アメリカ英語でもBBC英語でも)発音で話す必要がる。だから彼らは発音が奇麗(な事が多い)。

だから、海外とやり取りする会社にいながらバチバチのインド訛りで話してくるインド人とか、なまりくるってるシンガポール人を俺は心から蔑視します。
「あ、自己中。思いやり無いこいつ(´_`。)」って思う。。
そりゃ、「発音だけ綺麗だけど、全然会話できない」人よりは数万倍いいけど。

そういう意味でも発音の練習は「思いやり」だと思うw


だからこの通訳の人が言う事には賛成です!




とまあ、そんな感じで、「英語をやっても勉強続かない!」って人が最初に参考する本としてはいいと思うけど、英語力をつける為に買うもんじゃない。




参考書やテキストは「昔からある」ものを選ぶのが無難です。
あと、試験ものは公式テキストでいいのよ。



DUO3.0はこの本でも薦められてました。
僕も昔、使いましたが、DUO使った英語話者に悪いやつはいない、と思うw




ともかく、つまらない本を何冊も買い続けて伸びないなんて事ほど勿体ない事は無い。
それならそのお金を貯金に回して海外いきなよ、って思う。。。
まあ、日本で頑張れないなら海外行っても同じかと思うけど。。。




ちなみに、以前、韓国のサムスンの若い女性の人とある展示会で話をした後、たまたまお昼食べてる時にお話をしました。

彼女は留学経験もなく、TOEICは950。かなりペラペラで凄いなーと思ったけど、本人は「でもやっぱりネイティブのようにはいかないよね?」って言ってた。

そもそもサムスンに入るにはTOEIC900切ってる時点で足切りに合うらしい。
LGやHyundaiも。
だから韓国の大学生はTOEICを必死にとるセヨ。

「うんうん、ちなみにSamsung入った今でも英語勉強してるの?」って聞いたら、「会社入ってからの方がしてる。毎日、英字新聞読んで知らない単語は全部調べる。最初は辛かったけど、かなり役に立ってると思う。あと専門用語はいくら勉強してもきりがないけど、止めてしまったら仕事にならない」

と。


凄いなーーー。。。やっぱそういう事だよなーーーーー。。。。


英語の勉強は終わりが無い。。できる人の方が勉強してたりする。

それを変なタイトルの本一冊で解決しようとする発想がそもそも間違いのもと、、、、なのかしら。










頑張れ







日本(ノ◇≦。)。