ラジオドラマ | 戸井勝海オフィシャルブログ「TOY通信」Powered by Ameba

ラジオドラマ

おはようございます。
昨日収録してきた作品の詳細です。

NHKのラジオドラマ。

いくつかのシリーズがありますが、
FMシアターという番組です。
東宝芸能4人組。
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右から原扶貴子さん、池内万作さん、東宝シンデレラの上白石萌歌ちゃん。
萌歌ちゃんが主役の晶子(しょうこ)役、
池内さんがその父親役、
原さんは看護士ほかいくつか演じられています。
僕は晶子の病気を宣告する医師役。

以前から興味がありつつも、なかなか機会がなかったラジオドラマ。
普通のお芝居というよりも朗読劇のイメージですね。

たまに聞く機会がありましたが、
意外に集中して聴いてしまうのです。
普通のテレビドラマよりもこちらが想像しなければならないんだけど、
逆にそれはそれで面白いものです。

初挑戦のラジオドラマ。
リハーサルも一日だけ。

一回目は好きに読んで、
二回目はワンシーン読んだ後に注文が出て、特に難しそうなところだけもう一度読む。
そうでなければあとは本番当日のテスト1回と本番1回だけの勝負。

ページをめくるノイズや相手の芝居など、普段の舞台の本読みの何倍も集中力を使ったけど、
そのぶん、本当に面白かった。

作家の桑原さんご自身も、病気で聴力をなくされた方です。
ご自身の体験が随所に活きているそうです。
台本を頂いて部屋で一人で読んだ時、
戸井は号泣でした。

今月末の放送です。
みなさま!
どうぞお楽しみに!



沈黙とオルゴール

人生の可能性って? 音を失っていく12歳の少女と聴導犬の物語

【NHK FM】

2015年5月30日 午後9時~午後9時50分(全1回)

【出演者】

上白石萌歌 佐久間レイ 池内万作 金沢碧
戸井勝海 小林トシ江 清原果耶 原扶貴子
富岡英里子 渡辺樹里 チョウヨンホ 百瀬朔
神尾晋一郎

【作】

桑原亮子


【音楽】

山下康介


【スタッフ】

演出:小見山佳典
技術:若林政人
音響効果:野村知成

【あらすじ】

難関中学に合格したばかりの晶子(12)は、入学時の健診で、進行性の「感音性難聴」と診断される。晶子が中学受験をする時「今、頑張れば、将来の選択肢がたくさん増えるんだ」と父や先生から嫌というほど言い聞かされ、勉強を頑張ってきた。彼女は「耳が聴こえなくなったら、私の人生の選択肢は、ほとんど無くなっちゃうよ」と、男手一つで育ててくれた父・深山達雄(42)に八つ当たりする。絶望の中、「五月二日、鈴の音が聞こえなくなった」と、失った音を日記に書く晶子。これは、音を失い、孤独の中にいる一人の少女と聴導犬との心のふれあいの物語。