本日は7月27日土曜日。曇り。気温21℃。

過ごしやすい日が続く。


深夜2:30からオリンピック開会式を見ていたので少し眠い。聖火リレーはジダン、ナダルから始まり24人の聖火ランナーに継がれ点火された聖火台は気球になり愛の讃歌の歌声を聴きながら上昇。従来の開会式は”花火が上がって締め“が定番だったが“しっとり静かな締め”もいいものだ。でもこの聖火台はどうなるのだろう?

<気球に吊り上げられた聖火台>


旭川滞在残り5日。

旭川をもっと知りたいが今日からはテレビでオリンピックの応援観戦をしながら少しずつ引越しの準備もしなければいけない。


深夜テレビ観戦が続く。遠出はできない。今日は近場の「三浦綾子記念文学館」へ行こう。子供の頃両親が夢中になって見ていた「氷点」の作者だ。場所は旭川駅から1.3km。博物館に車を駐車し歩いて向かう事に。

途中にJAあさひかわ神楽支所の横に農産物直売所神楽店があり開店の準備をしていた。

<あさがお 農産物直売所>

<崩れた空き家>  旭川市の”あぶない“の黄色のテープ

 屋根が崩れ落ちている。当時の表札もかかったまま

 日本はどこに行っても空き家放置が多い


<見本林>  三浦綾子記念文学館入口

 セミが鳴いている。


<ようこそ 三浦綾子記念文学館> 

 見本林入口に看板がある。


記念文学館は9時開館。まだ時間がある。少し見本林を散策してから行こう。見本林は三浦綾子の小説「氷点」の舞台になった場所だ。


豆知識<氷点とは>

 1965年に朝日新聞に掲載され、その後朝日新聞社

 から刊行された旭川を舞台とした愛と信仰をテーマ

 とした感動的な物語。当時のベストセラーになった

 小説。

豆知識<あらすじ>

 旭川で生活する医師とその妻。その妻が不倫中に

 3歳の娘がこの見本林で殺される。医師は妻の浮気

 の復讐の為妻に話さずその犯人の娘を引き取る。

 妻が犯人の娘と知ってからいじめが始まる。

 娘は自分の出自を暴露され自殺を図る。彼らは幾度

 となく困難に直面するが信仰をつことで人は最後

 まで希望を失わずにいられる。そんなメッセージを

 クリスチャンの三浦綾子は伝えたかったのではない

 か。


ではその舞台となった”見本林“の散策を始めよう。

<見本林の散策路>


<ヨーロッパトウヒ>


<川の畔> 

  主人公の17歳の娘が出自を知りラブレター

 を燃やす場面


<美瑛川> 

この美瑛川で父親が3歳の女の子を殺害したんだ。

主人公陽子が同じ場所で自殺を図る場所だ。

ここで氷点は終わる。そして「続氷点」と続く


<ヨーロッパクロマツ>


<姉妹都市提携記念塔>

 旭川市はアメリカイリノイ州のブルーミントンと

 ノーマル両市と昭和37年に提携したそうだ。


<ブルーミントンはここです> 旭川市の姉妹都市


<レジノーサマツ>


<ニセアカシア>


小説氷点の舞台を著者はどのような事を考えながら歩き構想を練ったのか。考えながら散策していたら結構時間がかかって10:00になってしまった。


いよいよ700円支払い入館する事に。

<三浦綾子記念文学館>


三浦綾子は昭和39年(1964年)氷点で日本文学会に

登場。“人はどう生きたらいいのか”を問いかけの

文学。三浦綾子はクリスチャンだ。

<氷点単行本 上が無い!>


<氷点 1966年1月 1時間の連続ドラマスタート>

 自分は8歳の時だ。両親が必死で見ていたのだけ

 は覚えている。


この「三浦綾子記念文学館」開館した1998年の式典には本人は参加できたがその年10月77歳で亡くなった。パーキンソン病だった。

<命ある限り>


<三浦綾子の書斎>


<氷点地ビール> こんな地ビールもあるんだ!

 商魂たくましい


三浦綾子は北海道旭川市あげての著名人なのだ。東京出身の著名人を都をあげて記念館を建てたり小説やドラマ化した所を観光地にする事は少ない。

旭川市をあげている今旬の人はパリオリンピック金メダル候補の旭川市出身の北口榛花だ。地元の声援を力に変えて頑張ってほしい。自分だとプレッシャーに押し潰されるだろうが何度も修羅場をくぐっている人だ。金メダル取ってくれるだろう。


旭川滞在残り5日。昼からは「旭川ラーメン村」に行こう。