本日は6月27日木曜日。晴れ。気温14℃。


久しぶりに朝から快晴。今日は20℃迄上がる予報だ。釧路滞在も残すところ後5日。そろそろ引越準備をしないといけないが雲1つない晴天。多分釧路に来て初めての早朝からの晴天だ。丁度良いチャンスだ。今日は今まで行けて無かった場所に行こうと思う。


釧路は自エリアは「釧路湿原国立公園」。近隣は「阿寒摩周国立公園」や「厚岸霧多布昆布森国定公園」がある。今日は釧路から50km強で行ける「厚岸霧多布昆布森国定公園」の中で行ってない名所を回る事にする。


まず釧路から昆布森を通り道道142号沿いにある前回行ったがガスで良く見えなかった「セキネップ展望広場」へ。

<セキネップ展望広場からの展望>

 今日は水平線と空の境がはっきりわかる


次に道道142号から曲がりじゃり道4km行った所にある尻羽岬(しれぱみさき) 」へ。45年前の北海道は国道でもじゃり道があったが今回の旅でじゃり道は初めてだ。

<尻羽岬からの太平洋側の展望> 

 高さ133mあり風が強いが雲ひとつ無い展望


<尻羽岬から厚岸湾方面の展望>


<ここです> 

厚岸湾に突き出た南端の岬


<尻羽岬の案内版>


アイヌ語で”シリ“は大地、“パ”は頭。ここにある帆掛岩には日高から船で逃げてきた源義経が沖合で猛吹雪にあい座礁して船は岩となり義経は崖を登り石像となったと言う、ここにも源義経の言い伝えがある。阿寒の弁慶と言い十勝の義経神社と言い北海道には源義経の伝説がそこら中にある。


次に「涙岬・立岩」へ。

<涙岬> 乙女の涙に見えますか?


<立岩> 岸にたどり着こうとする若者の姿に見えますか?


駐車場から展望台まで徒歩10分。

涙岬は断崖がまるで乙女が太平洋の荒波に向かって泣いている横顔のように見えることから別名「乙女の涙」と言われる。ここの伝説は厚岸の若者と霧多布の網元の娘恋物語だ。

<伝説の案内版>


※涙岬・立岩の伝説

 ある荒らしの日、厚岸から霧多布に船で向かう途

 中この場所で座礁して若者は海の底へ。これを知

 った娘はこの断崖に立って泣きながら若者の名前

 えを呼び続けた。今でもこの“涙岬”の断崖に娘の

 顔を見る事ができる。“立石”は愛する娘に向かっ

 て一歩一歩岸にたどり着こうとする若者の姿を表

 している。


しかし乙女の横顔に似ているかな?

<道標>途中で涙岬と立岩へ行く道が分かれる

 立岩と涙岬は700m強離れていた


ここは厚岸市街地からほど近い場所に位置してる

<ここです>



次に9km離れた「原生花園あやめヶ原」へ。

<原生花園あやめヶ原>


標高100m、広さ100haの広い原生花園で中央には散策路がある。6月末という事で“あやめ“が満開。

いい時に来た!

<満喫のあやめ> 

 ヒオウギアヤメといい30万株あるとのこと


<大黒島・小島>あやめヶ原からの展望


<チンべの鼻> あやめヶ原からの展望


<涙岬・立岩> あやめヶ原からの展望


<あやめ原生花園>


ここにもヒグマ注意が


次に「愛冠岬」へ。

<愛冠岬>


厚岸湾に突き出た岬で80mの断崖の上にある。眼前には太平洋の大海原に浮かぶ大黒島や小島、眼下には筑紫恋海岸を望む。

<大黒島、小島>愛冠岬からの展望


<筑紫恋海岸> 愛冠岬からの展望


<80mの断崖> 愛冠岬からの展望


<鐘を鳴らすと想いが叶う>


※愛冠岬命名の由来

 出来そうも無い困難を乗り越え愛の栄冠を得る  

 との思いで名付けたとの事。アイヌ語で「アイ・

 カップ」は矢が届かないと言うことで出来ない届

 かないの意もあるそうだ。


周辺には博物館や樹木園などもある。

<博物館>


岬から駐車場へ帰る途中鹿が出て来て目の前で雑草を食べていた。

<鹿>


近くでは厚岸の小学生が先生に付き添われて遠足に来ていた。釧路から車で1時間で来れ、のどかで自然が満喫出来て本当に良い国定公園だ。