本日は6月12日水曜日。気温15℃。晴れ
今日は根室、納沙布岬方面に行く。
まずは「道の駅スワン44ねむろ」へ。
施設から展望できるガラス張りの窓が有り非常にきれいな道の駅だ。
<施設のガラス張り建物>
ここから風蓮湖(ふうれんこ)や春国岱(しゅんくにたい)を眺められる。ただ風蓮湖の右端にあるこの道の駅からは湖全体の10/1程度しか見れないとの事。
<道の駅44ねむろから見た風蓮湖>
<風蓮湖と春国岱と道の駅の位置関係>
ここでは8月頃には小説でよく毒薬として使われるあの有名なトリカブトも花が咲くらしい。採取しに来ないように。笑
<エゾトリカブトの花>観光案内より 8月、9月に花
「風蓮湖」は国内最大級のハクチョウの飛来地。湖水面積57.5㎢、周囲96km。砂嘴(さし)で根室湾と隔てられている汽水湖だ。
「春国岱」は風蓮湖と根室湾を区切るように伸びる、長さ8kmの長大な砂洲。海岸砂丘には世界的にも貴重なアカエゾマツの純林が形成されているとの事だ
次に根室市内にある「明治公園」に向かう。国道44号の大自然の中を走って来たら急に人工物が増えたと思ったら根室市。市内にある歴史ある牧場跡に造られた公園だ。
<明治公園>
明治8年(1875年)北海道で2番目に創設された国立牧場の跡地でレンガ造りの3本のサイロがシンボル
<三基のサイロ>
三基のサイロは今度新札となる渋沢栄一が関わった有終会が牧場を経営していた昭和11年頃に建設されたようだ。断熱性を良くする為に「ロ」の字型にレンガを積み空間を確保する小端空間積が採用されたそうだ。
<公園で親子が遊んでいた 何処からか小学校の声>
年配の行き交う人たちが「〜べ」付けで話をしている。
60年前札幌にいた時もこの〜べ付けだったので懐かしく思い出した。
次に「北方原生花園」に向かった。ここは日本最東端の原生花園。根室10景のひとつだ。
<北方原生花園>
オホーツク海(根室海峡)を望む広さ75haの園内には100種類の花々が咲き誇るそうだが時期が悪かったのかあまり咲いて無くどちらかと言うと草原のイメージが近い。名前のわからない白い花は咲いていた。
<北方原生花園の花>
<これが湿原のシンボル やちぼうず>
木道が整備されているので散策した。端から端まで歩いたら30分程度かかった。入口には雑草駆除も目的でポニーが放牧されているので出入りの時は必ず鍵を閉める事と書かれていたので必死にポニーを探したが見当たらなかった。残念。
<木道>結構距離がある
次に「納沙布岬」に向かう。ここは道内で一番早く日の出が見れるスポット。元旦には多くの人で賑わうそうだ。
<ここです>
更に拡大 行ける限界迄行った
<納沙布岬(のさっぷみさき)>
<霧が太平洋、晴れているのがオホーツク>
晴れているのに急に右から霧が立ち込めて来た。
太平洋側
オホーツク海側
納沙布岬は根室半島の先端にある。
観光案内版には「北海道本島の最東端」と記載されている。日本最東端と書かないのは沖合いわずか3.7kmに歯舞群島(はぼまいぐん)の貝殻島や国後島(くなしり)などあり北方領土問題があるからか。
残念ながら霞がかかり見えなかった。
<国後島方面の海> 右側うっすらと陸地が?
岬周辺には整備された望郷の岬公園が有り北方領土の歴史や島民の生活などの資料を展示している「北方館・望郷の家」がある。
<北方館・望郷の家>
近くにはオーロラタワーがあった。
<オーロラタワー>
※豆知識 北方領土4島は以下の通り
国後島(くなしり)、歯舞群島(はぼまいぐん)
色丹島(しこたん)、択捉島(えとろふ)
次に日本最東端のJRの駅「東根室駅」に向かう。丁度近くの中学校帰りの生徒を多く見かけた。いろいろ回っているがあまり人と会わないので何か嬉しくなる。
<東根室駅>
無人駅です。ホームに入れました。
<電車の本数は非常に少ない> 1日数便
次に「花咲灯台車石」に向かう。
<ここです>
そういえば花咲蟹は根室沖とその近海でしかとれないらしい。だからこの花咲の地名がついたのかな?
<ここでも急に霧が出て雲海が見えた>雲の上に陸地が!
<花咲岬からの海>
<花咲岬の突端にある車輪のような奇岩>
直径6mもある巨大岩。迫力満点。
15:30だ。ここから釧路迄126kmもある。そろそろ帰ろう。釧路に来て12日目。これで釧路に滞在して行こうと思っていためぼしい観光地はほぼ回った。後は個別に回る事にしよう。
※本日は結局300km以上走って無事釧路に帰って来
ました。さすがに根室は遠い。