本日は6月12日火曜日。 気温14℃。晴。

天気予報では釧路市は曇りと言っていたが晴れている。不思議だったが出発してすぐわかった。釧路港の方は濃霧。どんどん海の方から濃霧が押し寄せてきている。これでは予報は難しい。

<海の方から濃霧が、釧路港近くの橋>


今日は阿寒湖の方面に行く。

まずは「双湖台(そうこだい)」に向かう事に。

双湖台は阿寒横断道路沿いにある展望スポットで雄阿寒岳の噴火で誕生した「バンケトー」と「ベンケトー」の2つの湖を望めるとの事だったが展望台はさびれ、草が多く結局北海道の形に見える「ベンケトー」しか見えなかった。

<双湖台から見たベンケトー>

北海道の型に見えなくもない


<双湖台(右)と阿寒湖畔(左)との位置関係>


次に阿寒湖へ向かう。阿寒湖は標高420mにある面積13㎢、周囲26km、最大水深45mのカルデラ湖で道東を代表するスポット。

阿寒湖畔第一駐車場に車を止めた。管理人さんはおらず自販機で500円を支払う。まずは運動も兼ねて「ボッケ遊歩道」で湖畔を散歩しながら阿寒の自然と触れ合う事に。

<ボッケ遊歩道入口>

 誰も歩いていない。熊注意の看板有り。


<阿寒湖畔エコミュージアムセンター前から出発>


トドマツやエゾマツに覆われて地熱で泥が吹き出す泥火山のボッケを見ることができるので「ボッケ遊歩道」と言われる。

<ボッケ(泥火山)>

ボコボコ音を立てて泥を吹き出している


ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味で泥火山の事。100℃程に熱せられた泥が地下から火山ガスと共にボコボコと音を立てて絶えず噴出しており雪が積もることはないとの事。

 

遊歩道散策中雨が降って来た。前後左右誰もいない。熊注意との看板があったのでスマホでAdoの曲をかけながら歩く事に。と突然目の前に鹿が数頭出て来て道をふさいだ。柵を挟んで2m程度の場所だ。逃げる様子もない。奈良の鹿せんべいをおねだりする鹿とは違う野生の鹿だ。エゾシカは奈良の鹿より大きく感じる。Adoの曲を止めて静かに観察する事に。

<鹿の群れ>


しばらくすると山の中へ帰って行った。

<帰って行った方向>


<阿寒湖畔>


更に歩いて行くと湖の中で魚釣りをしている人が!

阿寒湖では釣りは禁止されていないようだ。

<魚釣り>


今度釣りの準備をしてのんびり釣りも良いかも。

阿寒湖は多くのホテルやお店があり遊覧船もある。4つ有る島の内「チュウルイ島」では唯一上陸できる島だ。そこでは特別天然記念物のマリモの生態が観察できるが雨が降っている事だし、45年前に行ったので行かなかった。

<遊覧船>


<阿寒湖畔温泉風景>

弁慶が来たと言うことは源義経が北海道からモンゴルに渡りチンギスハンになったと言う伝説はここにも?


全く湖畔に人工物が無い摩周湖と対照的だ。

ただマリモは阿寒湖だけだが。


阿寒温泉の遊覧船乗り場の近くにウレ・カリプと言う足湯があった

<マリモ足湯「ウレ・カリプ」>


これもアイヌ語でウレは足、カリプは輪

阿寒湖畔温泉は釧路市だそうだ。釧路タウンから国道240号を76kmも走って来たのに。札幌市も定山渓温泉は札幌市。同じと言われればそうだが、釧路市はもっと広い。

雨が小降りになって来た。釧路へ帰る途中イオン系のビックにより飲み物を補充しておこう。