本日は2024年6月5日水曜日。あいにくの雨。

気温8℃と寒い。

釧路から網走迄片道150kmあるがほとんど信号機がないので約3時間強で「博物館網走監獄」に到着。


高速を使わずにこんなに早く着くのは東京では考えられない。早速入場券1,500円を購入して入館。雨なので観光客は少ない。

<網走監獄の入口写真>


今から45年以上前の1978年の大学時代に来た時にはこの施設は無く仕方なく天都山から網走刑務所を見て帰ったのを思い出した。この施設は1983年に開館したそうだ。


この施設で北海道開拓史において囚人達は無くてはならない存在だった事を初めて知った。旧ソビエト侵略を阻止する為に道内の道路整備を囚人達が実施。162kmの道を1,100人で1年かけずに実施した時は200名以上の囚人が命を落としてそうだ。

<説明の写真>

 


刑務所の中の囚人達の部屋は中央の監視室から放射状に5つの58mの廊下に分かれていて3〜5人の雑居房と1人部屋の独居房があり58mの廊下にストーブが2台しか設置されておらず-30℃の日には部屋でも-8℃。良く生きていられるものだ。

<放射状の写真>



北海道開拓史と文化財にふれて感じて学ぶには非常に良い機会になった。今までは北海道開拓史は屯田兵のおかげだと思っていた知識が少し変わった。


見学に1時間以上かかった為12時半になってしまったので昼食を監獄食堂で取ることにした。

網走刑務所の献立を忠実に再現したここでしか食べられない「監獄ホッケ定食」950円を注文。

ホッケや山芋、ふきのとうや麦飯が美味しい。ただ監獄定食というだけあって食器はプラスチックだった。

<監獄ホッケ定食>


次にすぐ近くの「オホーツク流氷館」へ。入場券990円を払って入館。

この施設では流氷の下の非日常をライブ映像を見せてもらい本物の「クリオネ」などの生き物にも会えた

<クリオネの写真>


また本物の流氷に触れる-15℃の流氷体感室を体験。濡れたタオルが固まった。

<凍って固まって立っているタオルの写真>


網走から知床のホテルに向かう途中で「オシンコシンの滝」で観光。岩肌を豪快に流れ落ちオホーツク海に流れ出る山と滝と海を同時に見れる知床独特の風景だ。

<左のオホーツク海に流れ出るオシンコシンの滝>


今日は知床に宿泊する。