1995年の1月16日の夜、僕は札幌にいてキャンペーン中だった。北海道は食べ物が美味しいの言わずもがな。冬は雪で厳しい季節ではあるが、だからこその味わいもある。

幾度となく訪れている地なので、仕事が終われば現地の仲間と呑んだり食べたり、、。

その夜もそんな時間を過ごし、寒さも心地良いほろ酔い気分でホテルへ。

翌日の集合時間確認をマネージャーとしようと、自分の腕時計を見る、、が、、なんだかイメージと違う形をしている気がする時計の長針と短針、、。

当時の僕の腕時計は秒針が付いていないタイプだったのでパッと見では判断できなかったが、どう考えても止まっている様子。

【電池交換には早いな、、壊れたかな】

と、その時は思い、東京に帰って修理に出さなきゃ、修理代は幾らかかるかな、、なんて考えていた。

1月17日、この日の集合時間の約束は適度に早かったが、早すぎる程のことでもない。それでも前夜のお酒の量にしてみたら、その朝は珍しく早起きだった。

お風呂でも入ろうかな、と、お湯を溜めている間にTVのスイッチを入れた。

映し出されたのはどうやらニュース番組の様だが、画面が暗く、空撮を中継している様子だった。

あちらこちらから煙と炎が立ちのぼっていて、なんだか大きな火事なのかな、、とぼんやりしてると、、

「まだ詳しいことは不明。大変なことが起こっています!」

という、アナウンサーの声、、、。

朝6時台頃のことだったと記憶しています。

あれから18年。

時計が止まったのがどういう原因であれ、あれから毎年、1995.1.17を思うこの季節です。