有夢多様(アリムタ)を卒業し、愛留様(アルンブリグ)を始めて約4ヵ月。いろいろあったけど、今は特に困ったことはなく、外面的な副作用も便秘に悩まされていることぐらい。でも、最近、特に体重減少が感じられ、HPでいろいろ検索すると「悪液質」なんて言葉が出てきて、もしかるするとこれに該当するかもしれんなあ、なんて。日常生活は数年変わらず、食欲もあまり変わらないのに体重減少。やっぱり、ガンの影響かもしれません。まあ、仕方のないことですね。

 

さて、次の金曜日は1ヵ月ぶりの診察。脳のMRIがあります。腎機能が少し低下しているとのことで造影剤はなし。ドドドド...、ガガガガガー...、ドンドンドンドン...の工事現場に行ってきます。

 

一昨日は、東京出張でした。約1年半ぶりの東京。肺がん手術後ステージ4を宣告された時は、まさか、再び東京へ行けるなんて夢にも思っていませんでしたが、その後3回目の東京。そして、今回は、F駅発の北陸新幹線で東京へ。

と、北陸新幹線敦賀延伸でもやっぱり東京は遠いです。F駅6時32分発の始発に乗って東京駅には9時32分着。ピッタリ3時間。東京から新青森までは約3時間10分なので、ほぼ同じ時間がかかります。まあ、これまでの米原~東海道新幹線経由では約3時間半かかっていたので、これでも少し近くなったかなって感じです。乗り換えはなくなったけど、東海道新幹線の風光明媚な車窓が懐かしくなりました。

 

さて、東京へ着いて、丸ノ内線で西新宿に移動。地上に出ると大雨...。とりあえず携帯用の傘は持ってきたけど、足元はすぐにずぶぬれ。

 

その後クライアントさんの事務所(巨大ビルの1フロアー。僕の勤務している会社の100倍以上はありそうな広さ)へ伺って2時間ほど打ち合わせ。

 

その後、3箇所の現場確認。世田谷区に行って...、晴海埠頭へ行って...、品川区に行って...。なので、乗り換えに次ぐ乗り換え。田舎もんの僕にとっては、東京って便利なところだなあ、なんて思うのと同時にどこへ行っても人ばかり...。晴海埠頭は平日の大雨なのでさすがに人はほとんどいませんでしたが、巨大な高級マンション群(オリンピックの選手村だったとか)が海の前に立並び、すべて入居した暁には、とんでもない人口になるんだろうなあ、なんて...。ちょっと恐ろしい。

そして、街の中には至るところに知事選の看板があって、話題になっている怪しいポスターや数十枚の同じポスターにはお目にかからなかったけど、いつかは街中怪しい看板が乱立する状況になるんだろうなと。こちらはちょっとではなく超恐ろしい。わずか2週間の選挙期間中だけど、東京は恐ろしいところだな、なんて感じました。

 

でも、移動中に京王線のホームで「高尾山口」なんて表示されているのを見ると「そうそう、一度は行きたい高尾山、自然豊かなところも近くにあるんだよなあ」なんて。

 

さてさて、こんなことを考えながら、土砂降りの東京を満喫...、って、やっぱりプチプチ鉄道マニアの僕にとっては、こんな電車との出会いが心を癒してくれました。

 

東急世田谷線。下高井戸駅で待っていると、あれ~~~、やってきたのは「マネキネコ」...。僕のイメージだと深緑のなんともシブ~~~イ色の車体だったようなイメージだったけど、どーもずいぶん昔のイメージだったみたい。この電車「幸運の招き猫電車」って呼ばれているらしい。こりゃあ、なんか、いいことありそう。ということで側面もパシャリ。

 

いやいや、実にいいことありそう...。ついでにつり革もパシャリ。

 

うむ、うむ、かわいい...、だけど、顔がくり抜かれていて、ちょっとグロイ? なんて考え過ぎか? F県のF鉄道では「マネキネコ」が「カニ」だけど...。

 

そんなことはどうでもよくて、この日に乗車した交通機関は、

・東京メトロ 丸ノ内線、半蔵門線、有楽町線

・都営地下鉄 大江戸線

・京王 京王線

・東急 世田谷線

・東京臨海高速鉄道 りんかい線

・JR 京浜東北線

・JR 北陸新幹線

・都営バス

でした。一日でよくこれだけ乗れたなあ、なんて。もう二度と同じ行程は無理ですね。東京は便利だけど、分からない人にとってはラビリンスです。

 

というわけで、なんとかラビリンスを抜けて東京駅へたどり着きました。ほぼ一日中土砂降りで、東京駅にたどり着いた頃、雨が上がり...。なんて、ちょっと残念でしたが...。

最後に、僕が好きな風景をパシャリ。

 

東京駅と高層ビルの夜景。レトロな佇まいと近未来的な佇まいがなぜか調和している風景。そして色彩も対照的だけど、こちらもしっくりきているような...。謎の多い東京駅前の景色。東京に来るときはいつも夜の始まりにここを訪れてしばらくぼけーっと眺めています。やっぱり東京って素敵だなって。

 

で、最後にこれ、見ちゃいました。ダブルキス。イチャイチャ感がたまりません。う~ん、これぞ相思相愛。でも、数時間後には分かれちゃうんですね。

 

でもでも、東京に戻ってくる時には、やっぱりキスしながら、イチャイチャ感たっぷりで...。

 

というわけで、肺がんステージ4の東京紀行でした(あまり紀行にはなっていませんが)。東京って人が多くてラビリンス...なんて思いますが、また訪れたいですね。そして、いつかは高尾山に登っていろんな花とも出会ってみたいですね。

 

それじゃ、またお会いしましょう...。