前回のブログ更新から1週間経ってしまいました。僕が携わっている仕事のほとんどは官公庁相手なので3月末までの工期が大部分を占めていますが、工期内に終わるはずがない仕事もたくさんあって、未だに昨年度の仕事をしています。この「3月末までになんとかしなさい」みたいな日本の制度も、もうそろそろ変えてほしいものです。

というわけで、未だに昨年度末の忙しい日々を送っていて、なかなかブログ更新の気分にならない...なんて...。

 

今回のブログは言い訳からスタートです。

 

さて、前回のおさらい...。

 

 

国道161号線から旧道へ。その分岐点に理髪店があって、駐車場にこんな張り紙が...。

 

なになに?「◇バズパンチ」「◇濡れパン」? ちょっと怖い??

そして中央の黄色の台紙に燦然と輝く「仙台刈り」? 人生初めて聞く名前なので、早速検索...。

 

超怖かったらどうしよう....。

 

出ました... 

なんと、なんと、NHKのHPに出ていました!! このHPによると、このカットには3つの特徴があって、

 

その1「アシンメトリーな前髪」

伊達政宗の兜についている三日月をモチーフにしている

その2「サイドの刈り上げ」

理容師の技術をたっぷり生かした刈り上げ

その3「後頭部の“V”」

後頭部の髪は、毛先がVの字になっていて「ヴィクトリー」の頭文字

 

「東日本大震災がもたらした苦しみや困難に打ち勝つ」という思いが込められているとのこと。いや~、奥が深いカットですね~。HPに掲載されている写真もかっこいいです。実は、ちょっと怖い人がするカットかと思っていましたが、苦しみに打ち勝つ~!! という思いが込められてるなんて~!! ステキですね~。今度ここに来たときはこのお店でカットしてもらお~なんて思ってしまいました。

 

と、琵琶湖一周の途中ですが、こんな発見があるなんて、ちょっと感動しました。

 

さて、旧道はこんな感じでウネウネしています。

 

先が見えなくてワクワクしますよね~。あれ~?しませんか~?

専門用語では「シークエンス」なんて呼ばれることもあって「移動することで変化する景観」とか「徐々に変化するデザイン」なんて感じですが、日本庭園にも良く使われる手法、というか、飽きない空間を作るには自然に湧き上がってくる手法ですね。今は直線的な道が多くて味気ないですが、シークエンスな空間はワクワクして飽きないです。どこからかひょっこり人が現れたり、ネコが横切ったり...、みたいな...。この旧道も進むにつれていろんな道端の風景が見えて良かったですね。実に味わいのある通りです。

 

で、ふっと家の間の横の道を覗いて見ると、こんな風景が...。

 

ああ、海...じゃなくて琵琶湖が見える...、なんて思いながら、横道にそれて...。

おおー!! ハワイ...じゃなくて琵琶湖の美しい湖岸が広がっていました。

 

琵琶湖にもこんな砂浜があるんですね。夏は海水浴ならぬ湖水浴で賑わうんだろうなって思います。この日も子供たちが浮き輪を使って泳いでいました。美しい風景です。

 

さて、湖岸沿いをしばらく進むとムラサキの華やかな花に遭遇。やっぱり、花大好き症候群が発令してこんな写真をどうぞ...。

 

いやいや思わず良いショットが撮れました。残念ながら、この花は「ムシトリナデシコ」という外来種ですが、綺麗なものは綺麗なので、出会えてよかったなあ~と。琵琶湖の美しい風景の一コマです。

 

こんな風景にも巡り合えました。

 

こちらは、湖岸に力強く根付いた樹木。琵琶湖の荒々しさを感じさせる風景ですね。

 

さて、今回の琵琶湖紀行もそろそろ終了です。琵琶湖湖岸沿いギリギリを走行するJR湖西線高架下の自転車道を進みます。

 

そしてたどり着いた今回の最終地点「JR近江舞子駅」です。

 

約5時間弱、歩き続けたので、さて、コンビニで飲み物でも...、なんて思って、ふっと駅前の方向を振り向いて見ると...

 

 

あれっ、何もない...。いや~、ホントに何もないんですよ。出発したJR近江高島駅にはローソンが目の前にありましたが、こっちは...。ホントに、ホントに何もないし、車1台ありませんでした。大阪からの新快速電車はこの駅まで途中の駅を飛ばしながらやってくる快速仕様なので、もっといろいろあるんだろうな~なんて思っていましたが、想像とは全く違う駅でした。ちょっと残念...。

 

というわけで、昨年から始めた「琵琶湖歩いて一周紀行」も西岸ほぼ半分終了しました。今回も楽しい行程でした。次回はいつになるかわかりませんが、今年中に西岸を制覇したいと思っています。

 

次回もお楽しみに~!!