今まで、幸せになるノウハウ本を読み漁っていた時に、
よく目にしていた言葉。
足るを知る
身分相応に満足することを知り、
欲張らずに今の生活の中に満足を見出だす
と解釈されています。
でも、なんだかすごくハードル高い気がします。
「足るを知る」の根底には
「自分は足りていない」「自分は劣っている」
にフォーカスされています。
これだと、
自分は、”不足が前提”になっているんです。
マイナスからのスタートになっている。
だから、欲望が次から次へと止めどなく溢れ、
いつまでたっても満たされないのです。
「足るを知る」とは、
自分に今あるものにフォーカスして、
自分は既に満たされている存在である
ことを気づくことなのです。
私たちは、不足と感じているもの以外は、
全てを持っている
満たされた存在なんですよ。
例えば、
朝の新鮮な空気が吸える
冷たい水が飲める
雨上がりに外を散歩できる
紫陽花を眺めることができる
鼻歌を歌う
鳥のさえずりを聞く
コーヒーの香りを嗅ぐ
etc…
ここに書ききれないくらい、
既にあること、持っていることがたくさんある。
今の自分の状態は変わらなくても、
不足や劣っていることにフォーカスするか、
もしくは、
満たされていることに気づいているかで
幸せの感度がぜんぜん違ってくる。
本来、私たちは既に満たされている存在なのです。
それに気づいてあげると(それを信じてあげると)、
不足を埋め合わせするための人生から、
幸せを積み上げていく人生にシフトしていく。
ただ、意識のベクトルを変えるだけで、
しかもコストゼロでお金もかからない!
「満ち足りていること」に目を向けたうえで、
新たな願望を叶えていけば、さらに幸せになりますよ。