先日、
日本伝統工芸品の職人さんの
ドキュメンタリーを観ていたんですが、
ふと感じることがあったんです。




「飽きちゃって、辞めたいとか思わないのかな?」
と、いつもながら
自然と同じ疑問が湧くんですよね。



私の中で、
鍛錬された技をもつプロの職人さんって、
同じ作業を長い年月積み重ねて
やっと一人前になるイメージがあります。




だから、飽き性だったり、
忍耐力がなかったりしたら、
続かない大変な仕事だよなと。




でも、私の気持ちとはよそに、
インタビューされた職人さんたちは、
だいたい口から出る言葉が、



「ぜんぜん飽きないですね~」
「まだ、満足してませんよ」
「完成しても、まだ終わりじゃないです」



私からすると、
十分過ぎるくらい完成度の高い作品に
仕上がっているように見えますが、
本人たちにとってはそうではないみたい。



現状に満足 = 飽き
につながってしまうのかなと。



この小さな不満足感が
(決して手抜きとか妥協とかではなく)、
職人さんにとっての最大の飽きさせない
工夫なのかなと感じました。




無意識に、
小さな成長の伸びしろを残し続けるような。





私は、満足することって、
幸せであるための条件だと思っていたのですが、
そうとも限らないとハッとさせられました。




* * *

続けるコツは、飽きない工夫を楽しむこと。



職人さんにとっての飽きない工夫が、
現状に満足することではなかったり、
技術を磨き続けたりすること。




では、職人ではない私にとっての
飽きない工夫ってなんだろう?



まず、
前提条件として「好きなこと」であること。



最終的には「だだ、好き💛」には
やっぱり勝てません。




でも、いくら好きなことでも、
やっぱり飽きることだってあります。




そんな時は、あえて小さく変化をつけたり、
また小さな変化に気づいたり、



小さな変化をとにかく楽しむこと。




この続けるコツは、
人生を楽しむコツと考え方は
同じだと気づきます。




なるべく日常で自分自身と
「自分の好き」の接点を増やすこと。




それでも人生に飽きてしまうこともある。



そんなときは、
「好き」に小さな味変をし続けること。



コツは、大きな変化よりも、
小さな変化がベター。




理由は、強い刺激に依存してしまうから。




そして、人生の達人になると、
ミクロレベルの微細な日常の変化を
上機嫌で楽しむことができるみたいです。




一日をよーく観察してみると、
100%まったく同じ日は
ないことに気づきます。




鍛錬を重ねていけば、
単調に感じる日常ではもはやなくなり、
毎瞬、毎瞬フレッシュな
気持ちでいられるとか。



子ども時代に戻る感覚なのかしら?




そうなれたら嬉しいですが、
私はまだまだその域には達していなくて、
でも実際にそういうお手本の人がいるので、
見習いたいと思っています。




まずは、毎日食べ続けている白米のお供、
ふりかけの『味変』から小さな変化を味わって、
人生を飽きさせない工夫を続けていきます ♪




人生の達人を目指して。