山へ 向かったその日、一日目は、自宅から180キロ 程車で走りました。

荷物を降ろし爺様は所有地を徘徊して、まだ山仕事が出来そうもないから明日帰ると言いました。

運転手のアッシーとしては、おもしろくありません。明日は山近くをドライブして、明後日帰ろうと婆は提案しました。爺様は其れでも良いよと。


二日目、婆の運転で山近くをグルッと回って来ました。

グルッと回った距離は凡そ350キロでした。

富山の南部から五箇山や白川郷を走りました。その当たりの観光地は以前訪れているので、寄りません。

温泉に入ろうとしましたが、定休日や露天風呂はやってなかったりで、仕方なくいつもの会員の温泉に寄ってきました。

富山の南部は桜が満開で何処を走っても綺麗でした。世界遺産の白川郷や五箇山辺りは桜の蕾も固く 開花はまだ先のようでした。


三日目、爺様は家に帰れるのが嬉しいようでした。運転手としてはおもしろくありません。其れでわざと遠回りをして帰宅しました。

まず真っ直ぐ家まで帰れば180キロですが、回り道して260キロ走りました。帰りの道では、彼方此方に花桃の花が咲いて、とても綺麗でした。結局、道の駅に三カ所とスーパー 二店舗に寄り道して、花の苗や食品を買い、アッシーとしては満足でしたが、爺様の心はいかに?


この三日間で800キロ程車で走ったのですが、走っている時は景色を見て楽しかった のですが、家に帰った翌日、婆は疲れて、疲れてぐったりしてました。よくよく考えたら、婆は自分の歳を忘れて、走り回っていたのだと。70才をとうに超しているから、疲れるのも当たり前。

遊びたい気持ちはあるのに、体がついて行かないのを改めて感じた婆でした。