彼はスイカが苦手である。


私はスイカが大好きで

美味しそうに食べる私をみては

チャレンジするのだが

未だ、苦手である。

やや悔しげな面持ち。


ある日

今日は特別だよと

コンビニへおやつを買いにでかけると


スイカのアイスをみつけて


「これを食べてみよう。

これならいけるかもしれない。」


と。


どうやって

種をチョコに変更したのか

なぜ

皮まで食べることができるのか

と、しきりに不思議がり


そんな夢のような

食べられる美味しいスイカ

と出逢った彼は

以後

スイカを食べる練習なのだと

理由をつけて

スイカのアイスを

おやつタイムに

選ぶようになった。


本気で

あのスイカのための土台作りだと

思っているような

全力で

アイスのスイカが食べたいだけなのか

彼の発言からは

未だ、読み取れず。