◼️お弟子さんブログリレー 6


バトンを受けとりました、新橋教室の後藤です。新橋教室には後藤が二人おりまして、一つ前の記事を担当していたのも後藤さんでした。
そんなダブル後藤が「解説」を務めました【江戸のセレブリティ 長唄三味線 知る やってみる】というイベントが先月末に自由が丘で開催されました。
今回はそのイベントについて書かせていただきます!

当日は朝から気温30度超え。
お三味線を抱え、着なれない浴衣姿で出陣しましたが、会場にたどり着く頃には汗だく。
一日で4公演というハードスケジュールでしたが、暑い中たくさんのお客さまにご来場いただき
、無事イベントを行うことができました。

イベント名にもある様に、今回のイベントの醍醐味は「知る」そして「やってみる」。
私はその「知る」パートで解説役を務めさせていただき、まもなく長唄5年目になる知識を総動員させて臨みました。
「解説役」ですので、当たり前ですが長唄の知識を持っていなければならないわけで、三味線の歴史、構造、特徴、そもそも長唄とは何ぞや、と言う部分を今更ながら学び直すことになりました。
調べれば調べるほど波のように情報が溢れてきて、余りにも知らない事だらけの自分に悲しくなりながらも、1番の目的である「初めての方に長唄の魅力を知ってもらうにはどうしたら良いか」を何度も考え、原稿をまとめては読んで、読んでは直してを繰り返しました。
「長唄は明るく華やかな音色が特徴です」「長唄は指揮者がいないのでチームワークが大切です」などと原稿をまとめながら「自分はその特徴が出せているのか?チームワークを大切にできているか?」と振り返ることもたくさんありました。



先生や玉の緒会メンバーの力を借りてどうにか皆さまに伝えられる「解説」が形になり、いざ本番。
解説がスタートすると、思った以上にお客さまが興味を持ち、積極的に参加して下さるおかげで、段々とお話しすることが楽しくなっていきました。
よく先生が「人に教えると自分も理解して上手くなる」と仰っていて、まさに今回のイベントではお客さまに「知ってもらう」「やってもらう」ことで、自分の身になっていく感覚があり、初心に立ち戻り、演奏の基礎を見直すきっかけになりました。
イベント終わりにお客さまに「楽しかった!」とお声がけいただけたのが何より嬉しくて、「やっぱり長唄って面白い!」と再認識することができました。



初心者のつもりがいつの間にか中堅と呼んでいただける年数になり、新しいメンバーも増え、玉の緒会としての活動の幅も広がってきました。
人よりステップアップに時間がかかってしまう私は、個人的にはいつまでも初心者マークをつけていたい気持ちですが、今回の様なイベントを通していただいた刺激をしっかり糧にしていきたいと思います。

さて、次の舞台は9月の国立大劇場です。
【七代目杵屋和吉襲名披露演奏会】にて「勧進帳」を演奏させていただきます。
大舞台に立たせていただく貴重な機会に今からワクワクしております!
本番まであと少し!お稽古に励んで参ります!




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