買い物終わって帰ろうと、駅に向かったところ、おじさんに道を尋ねてる外国の方がいました。
おじさんの説明はだいぶアグレッシブで、これはわかるのか・・・?と思いつつ、場所的に、JR千葉駅に向かってるんじゃないかなと思って、それなら連れて行けるだろうと、声をかけます。
「はい!千葉駅に行くの?」
「◎×?」
おっと、日本語を話せないタイプの海外の方でしたか。
私も、英語は全くできないけど、声をかけてしまったし、駅に行くだけなら大丈夫でしょ。
「駅に行くの?JR?それならあっちだよ?一緒に行こう?」
取り合えず一緒に歩き出します。
「◎◎×。」
外国の方が何か言いながらスマホを見せてきます。
見ると、乗換案内のサイトのようです。
目的地は・・・・・駅じゃないな・・・・・。
おっとぉ・・・・?
じゃあ、交番に連れて行くか。
いやまて。
これ、駅の近くのホテルっぽいな。
英単語だからわからんけど、あ、地図も表示できる。
これならわかるぞ。
「ちょっとスマホ貸してね。
うんうん。これならこっちだよ。
連れてったげるよ。」
「コッチ?」
「うんうん。こっち。」
スマホ取り上げられて不安かもしれんと思い、2人で見られるように持って移動します。
その間、何かを懸命に話しかけてきてくれますが、何もわからないし、私も話しかけますが、伝わりません。
ただ、私が本当はどこに行くつもりだったのかを聞いてるような感じだったので、今離れたばかりの上の方を指さします。
「大丈夫大丈夫。こっちだよ。」
ズンズン早足で歩く私と、(早いよ。)と言っているであろう海外の方。
「レディーファースト」
と、ところどころで言ってくれる。
「イングリッシュプリーズ」
うん、すまん、無理。
あとは、直線で歩いていけばつきそうだなというところで、
「インディ」と聞こえました。
あ、インドの方だったのか。
「インドだったら、アレが好きだよ。
あの、インド・・・シネマ・・・・RRR!」
「RRR!!!!」
突然破顔したインド人。
親指立ててにこっとしました!
おお!さすが、RRR!
日本で人気で、インドでは爆発的な人気だって聞いてたけど、本当だったんだな!
私も、親指立てて、イエー!とやったけど、特に感想を言える単語も思いつかないので、会話は続かず、そのまま歩きます。
ほどなくして、目的地付近に着いたので、スマホを返して別れました。
「アリガトゴザイマシタ!」
「いえいえ~!ばいばーい!」
よかったよかった。
いいことした。
でも英語もできない現地の人に道案内されて不安だったろうに、そんな不安な中でも、RRRのおかげで一気に場が明るくなって、好きな映画が一緒という安心感が出たので、本当にRRRってすごいなと思いました。
RRR、最高だぜ!
で、日本語しかできないのに知らない外国人にぐいぐい話しかけていく私のメンタルの強さよ・・・。
英語の勉強しないとかな・・・。