抗がん剤治療が始まったころに、「はなちゃんの味噌汁」(2016)という映画が公開されました。

 

乳癌になって抗癌剤も打ってる女性が、子供を授かったって話なんだけど、結構明るい感じの映画だって聞いたので、見に行ってみました。
先週、映画を観に行ったときは、抗がん剤の副作用で体調良くなくて最初から最後まで寝ちゃって、映画全然見られなかったからちょっとドキドキしてたけど、ちゃんと観れたんでそれだけでも良かったと思う。
また映画見に行こう。

ネタバレあり。

<感想>

こ、抗癌剤治療で入院してる・・・。
なんかすごいつらそう・・・・
すっごいさくさく進むんでわかりづらいけど、それでもやっぱり波はあるみたいで、動けない時は全く動けないし、調子いい時は、「頑張るぞ!負けないぞ!」って感じですね。
私は入院とか全然してないけど、これは、癌がどの程度進行してるかによって薬の強さが違うってことなのかな?
強い薬は怖いな・・・。

で、胸を全摘して治るわけなんだけど、治療から少し離れてる間に子供ができるのね。
治療で、子供が産めない体になることがあるというのはわかってたけど、治れば産めるのかと思ってた。
でも、子供を産むというのは、女性ホルモンが活発になるということで、再発の危険性がぐんと高まるんだって。
だから、本当は産まないほうがいいんだろうけど、ここでお父さんが、産むように言ってるんだよね。

「お前は死んでもいいから、死ぬ気で産め」って。

で、産んで、結局再発するんだけど、この時の子がその後の支えにずっとなってくれてて、やっぱり産んでよかったなってなる。
産まなくても再発する可能性が十分あるし、産んだからって絶対再発するわけではない。
もし再発した時の支えになるように自分の子供のために、産むように言ったのだろうなぁ。

癌になって片胸になって、まだ再発するかもしれない。
そんな自分が結婚なんてできるわけないのに、そんな自分も結婚できて子供も授かって、自分はツイてるって思えて、良かったねって思う。
で、再発した癌は消えて、その後また再発して、今度は全身に転移してて結局死んじゃうんだけど。

最初の癌が見つかってから死んじゃうまで7年くらい?
その間に、治って、再発して、消えて、また再発して全身転移?
たった7年?

大丈夫大丈夫大丈夫。
乳癌は治る病気治る病気治る病気。
しばらく映画館のトイレに篭って出られなかった。
友人が外で待っててくれるって思えなかったら出られなかった。
一緒に歩いてくれなかったらしばらく店から出ることも出来なかった。


映画はそんなに悲しい感じじゃなかったよ。
はなちゃん可愛かったよ。
広末涼子はやっぱりかわいいね。
面白いかどうかって言われたら困るけど。
幸せそうだったからいいんじゃないかな?

保険も効かない胡散臭い感じの療治を試すのも分かる。
それでお金かかっちゃって大変そうだけど、やらずにおれないのも分かる。
私が今までやってなかったマッサージや整体に行くのなんてかわいいもんだよね。


昨日は感想なんて書けなかったけど、一晩寝たらそこそこ書けた。
感想というか、何で私は今ないてるんだろうか。
悲しいわけでもないのに。
変なの。

 

 

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