⒊石門 | 森郁月オフィシャルブログ「MORI KATSUKI」Powered by Ameba

⒊石門

母島ではたくさんの星が見られました(*´o`)
母島はウミガメの繁殖地でもあります。
この月明かりの道を目印に産まれてすぐ
赤ちゃんは海を目指すそうです。


東洋のガラパコス、小笠原諸島。
3日目はその母島のなかでも1番の秘境と言われる石門をトレッキングしました!



国立公園の特別保護地区で、
入林には東京都認定ガイド同伴が
義務付けられています。


途中道なき道をかきわけ歩いて、
ガイドさんを見失うと遭難するな
という若干の恐怖も感じるレベルの
ジャングルでしたヽ(゚∀゚)ノ!笑



原生林を約4時間かけて
石門側の海岸線まで目指します。
あの凹んでいるところが石門です。


石門は生い茂った原生林だけど陽射しが明るく穏やかな雰囲気でした。
これほど視界が晴れるのは珍しく、
普段はまさに秘境という感じの神秘的な雰囲気が漂っているそうです。

いつも山に登ると自然の大きさに圧倒されることが多いけど、
母島の自然には優しく包み込まれるような感じがしたなぁ💓


小笠原を代表する湿性高木林の森。
石門エリアだけに生息する植物や希少種が観察できます。


大きなオカヤドカリ。
重たそうな貝殻を背負って海辺から山を登ってくると聞いて驚きました。
また母島はカタツムリの宝庫。
雲霧帯の環境に対応、進化して殻をなくしたカタツムリ、
オカモノアラガイもいるので探してみてください。


石灰岩地域の石門では
樹林内に針のような岩、ラピエが見られました。
刺々しい岩から木がたくさん生えてます。


石門の海岸線に出ました〜!!
断崖絶壁に出るとは思わず、感動です!
足元にはラピエの上に
満開のムニンセンニンソウが✨
真っ白で優しい香りにうっとり。


海底火山で約4400~4800万年前に生まれた小笠原諸島。
そこへ遠い大陸から風にのって、鳥に運ばれ、海を漂って、、、辿り着いた生き物たちがいました。
地理的に隔離され外敵、競争相手の少ない島のなかで、
環境に合ったものだけが生き残り
思い思いの進化をとげたのでした。
そして世界でもここにしかない生態系がつくられたんだそう。



目の前の可憐な花も、
この大海原を渡ってこの島に辿り着いて
力強く生きてるのか…
この3日間見た母島も違う生態系の島になっていた可能性もあったと思うと
生命の奇跡を感じました(*´`)



石門はトレッキングというより冒険でした!
こんな人の気配のない森の中を歩くのは初めての経験でとても楽しかった(*ˊ ˋ*)
そのまんまの自然のなかにお邪魔させてもらった感覚で、
改めて自然って表情豊かで面白いなと思えるトレッキングとなりました〜✨
ここでしか体験できないトレッキングを味わいたいなら母島へぜひ\(^^)/






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↓↓ガイドツアーの詳細、予約

石門に行けるのは3~9月です。
1日に入林できる人数も、
石門のガイドができる人も限られているようなので
早めの予約がおすすめです(^^)/