久々に地吹雪地域をドライブしてきた。


前の車のテールライトがぼやけて見えるほどの地吹雪の中、立ち尽くす現地のおじいちゃん@頭に手ぬぐい

遠目に見てもブルブル震えているのがわかる。

そこへ、車が止まって運転手がおじいちゃんの肩をガクガク。大丈夫か?と言っているようだ。

おじいちゃんにコートを着せて、無理やり車に押し込んでいた。


「あれは・・・脱走&徘徊おじいちゃんか?」

「いや、近くに温泉があったから『迎えに来て』と電話したものの、待ちきれずに外に出ちゃったおじいちゃんでは?」

「しかも『一杯やったから大丈夫~』なんて言って出たんだろうな」

「いやいや、ボケて『畑が心配だ~』とホームから脱走したのかもしれないぞ」

「嫁がわざと玄関開けてやったんじゃね?」

「・・・」

「・・・」

「あのじいさまの奥さん、大変だな・・・」

「いや、嫁も残念に思ったことだろうよ。(あと1時間くらい見つからなければ、チッ!)くらい思ってるかもしれん」


約1名、2世帯同居の嫁さんが混ざっていたために非常に香ばしい意見が出ておりました。

姥捨山現代版、どっとはれ。



 ヲタの夏の祭典が終わりましたね。



 委員長は2日目、3日目に参加してきました。さすがに1日目の金曜日は、ちょっと休暇をとれなかったので。




 ところでうちの職場には、非常に濃いい……ヲタというべきかなんかもうそういうの越えちゃってるんじゃないかと思われる方がいらっしゃって。



 その、休暇をとらなかった金曜日、コピーをとってるわたしのところへついっとやってきて、



「明日、明後日は行くの?」



 なんの前振りも目的語もなく問うたこの方もこの方ですが、



 特になんの疑問も感じず、



「ええ、参加しますよ」



 と答えたわたしは、もういい加減職場バレとかを嘆く資格はないのだと思います。

 誕生日の夜、電話が鳴りました。


 携帯電話の表示を見ると、遠く離れて暮らす父親からです。


 色々とあって、断絶とはいかないまでも、連絡をとりあうのは最小限にしていた父親。


 いつもなら、無視するところです。


 でも、今日はわたしの誕生日。


 もしも、そうと知っていて電話をくれたのなら……




「もしもし?」


「ああ、……お父さんだけど」


「うん」


「元気か」


「うん、まあ」


「その……用事はないんだけどな」


「うん」


「まあ、誕生日だから、な……」


「うん……。ありがとう」


「その……やっぱり、あれか?」


「うん?」


「一歳になったら、お祝いにおかゆとか炊いて食べさせるのか?」




 うん?







 ん、ん、えーと。


 去年生まれた娘のことなら、今日で9ヶ月ですが?



「ん、え、あー、一歳でおかゆですか? えー、離乳食ならもうはじめてますが」


「そうか……。一歳といったら、もう歩き回って大変だろうなあ」


「えーと、まあたしかに、一歳には歩き回ってそうですねえ」


「……なんだ、自分で育ててるのに、そんなこともわからないのか」


「ん? え、いや、その、一歳って……えー」






 どうやらこの父親、孫の誕生日に電話してきたつもりのようです



 あ、いや、いいんですよ?


 全然一歳の誕生日じゃないのに勘違いして電話してきてもね?



 つーかできることなら、


「わたしの誕生日、覚えててくれたんだ……」



 と一瞬感動した、あの純粋な気持ちを返してほしい。




 ハッピーバースディ、自分。

 本屋をぶらついてたら、高校生くらいの女の子二人組みの、こんな会話が聞こえてきました。




「あ、『銀河鉄道の夜』だー。これって、えーっと、福沢諭吉が書いたんだよね?」


「違うよー、福沢諭吉は、『我輩は猫』とか、『坊ちゃん』とか書いたひとだよー」





 ……


 ……………


 ………………それは夏目漱石。




 うーん、久々に、他人の会話なんだけど耳にはいってきて突っ込みいれたくなる会話、に出くわしました。





 家に帰ってから、夫に報告。



「……てね、言うんだよー」


「ふーん」


「どっちも違うっつの。ねえ?」


「うーん。…………福沢諭吉は……慶応大学だよね」






ん?


うん、それは間違ってないけど、多分ここは、『学問のすすめ』とこたえる流れじゃないかな。ねえ夫?

いまの部局に転勤してきて、2年がたとうとしています。

はじめの頃こそ知る人もいない関東へやってきて、不安でいっぱい、緊張して肩から力の抜けることのない日々でしたが、もうかなり打ち解けて、飲み会などでも気軽に話せます。




委員長「え、じゃあなに? Nさんは鍵とか空気とか言ってピンとくる人?」

Nさん(同僚・男)「ええまあ、弟がそっちの人なんで。〇〇さん(私の名前)は、どうしてそれを」

委「いやいや、私はそっちの人じゃあないですよぉ。どっちかというと、ああ、最近はムッ〇×ガチャ〇ンが気になりますね」

N「え、〇チャピンが受けですか?」

委「ガチャ〇ンは受けですよ!」




……まあ、たしかに酒の席ではあったが。



そこまでぶっちゃけるほど打ち解けなくてもよかった。