スティーブン・キング好きですか?ボクは大好きです。現時点で出ているものは大半を読んでいます。

気がつけば本棚にはキングの本がタクサン・・・・ハードカバーも文庫も含めて。

なぜかキングの本はハードカバーで集めたくなります。表紙にやられているのだとは思いますが・・・

とにかくかっこいい絵が多い。かっこいいが影がある、明るいところで見ているとキレイだが、ひとたび暗闇で一人で見るとコワイ。ほとんどキングの文章そのままのイメージと同じ気もします。

今回紹介するデスペレーションはキング名義ですが、同じくこの後紹介するレギュレイターズと同時刊行という不思議な形態で販売されました。レギュレイターズはリチャード・バックマン名義です。初めて2人を知る人には意味不明です・・・・しかし、ファンはすでに知っています。キング=バックマンということを。



●デスペレーション●

キングにしては珍しくメイン州が舞台ではなく(キングの作品にはメイン州を舞台にしたものが多いのです)ネバダ州を舞台にした作品です。小さな鉱山町に息吹く「悪」、悪の手先か?なぞの警官。落ちぶれた中年作家、神のごとき力を宿した少年。物語は静かなトーンで進んでいきます。しかし静かな進みの中で繰り返される殺戮。キング持ち前の人物・状況描写で読み出したら止まらなくなること間違いナシです。

次の日の出勤が朝早い方。読みすぎ・寝不足注意です。

                              書評:活字中毒者



スティーヴン キング, Stephen King, 山田 順子
デスペレーション