無理矢理、朝食のパンとヨーグルトを口に詰め込んだ。
朝の薬。
そして、再び拘束。
拘束は、私を不安にさせる。
少し寝ていたら、担当医が現れた。
調子はどうですか?少しは落ち着いたかな?
私は、どうして保護室にいて、拘束されているのか、尋ねる。
うん、夜中デイルームで頭を壁にぶつけながら、大声で早く、殺せーって言っていたからね。
過呼吸も起こしていたし。
力が凄く強くて、男性看護師3人がかりで、君を抑えて、保護したんだよ。
辛かったね。
覚えていないかな。
…覚えていなかった。
何も、覚えていなくて、自分に恐怖を感じた。
落ち着いているなら、日中は、病棟に戻そうと思うけど、暫く夜間は保護室で過ごそうか?
私は、承諾した。
何も反論することが出来なかった。