今年度の53冊目は!
2022年度の53冊目は
砂原浩太朗 さんの 「 逆転の戦国史」 です。
内容・・・・・・
戦国時代は日本史の華である、といってよい。
織田信長を筆頭とする「三英傑」、前田利家、明智光秀ら武将たちの活躍、北政所、帰蝶(濃姫)、芳春院(まつ)など女たちのあでやかな逞しさが、さまざまな小説やドラマ、映画などに描かれてきた。
しかし、ここ数年、戦国史は様変わりしてきた。歴史研究の進展や新史料の発見などにより、これまでの通説がつぎつぎと覆され、まったく違った相貌を見せていたのである。
本書は、そうした「新しい戦国」を伝えるべく編まれたものである。歴史小説家・砂原浩太朗が、小説家らしく、フィクションや逸話の面白さも尊重しつつ、近年明らかとなってきた戦国の実像を読者に紹介する。
いたずらに通説を否定することはなく、著者が感じたような高揚感とともに、新説へのあざやかな転換を楽しんでいただける21篇を収録した。
従来のイメージが大幅に修正された、信長、光秀など、英傑たちの新しい実像に迫る本書で「逆転の戦国史」を!
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歴史の評価を否定するではなく、文献資料に基づいた評価で、砂原さんの著作「いのちがけ 加賀百万石の礎」や「高瀬庄左衛門御留書」の後に本作を読んだが、藤沢周平さんの風景との類似がこれで良く分かった。