今年度の44冊目は! | 釣り師カッチャンの読書リスト NO LIFE NO FISHING

今年度の44冊目は!

2021年度の44冊目は、

 

立花 隆 さんの 「 戦争を語る 」 です.。

 

 

内容・・・・・

 戦争を体験した人たちが、それほど遠くない将来にいなくなる。自ら北京で終戦を迎え、戦後の焼け野原で少年時代を過ごした著者が、危機感を持って戦争を記録しようとする試みの一環。 戦争が終わっても戦後はずっと続くと自分は思っている。だからどんな形であれ次世代に語り継いでいかねばならない。

 

 

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 立花隆さんの前半生が、よくわかる。無教会派クリスチャンの両親とともに北京に渡り、終戦後、命からがら帰国した後、原水爆禁止運動に身を投じるが、活動が分裂し対立する状況に失望したことが書かれている。確かに、この本は、単なる私的な体験録であり、私のように立花隆さんを心から尊敬する人間にとって面白いだけなのかもしれない。でも、こうしてパーソナル・ヒストリーを語り継ぐことは、歴史と向き合う手段の一つとして、有意義なことだと思う。