今年度の42冊目は! | 釣り師カッチャンの読書リスト NO LIFE NO FISHING

今年度の42冊目は!

2021年度の42冊目は、

 

坂上 泉 さんの 「 インビジブル 」 です.。

 

 

 

内容・・・・・・・・・・・・・・・・・

 昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が頭を麻袋で覆われた刺殺体となって見つかる。大阪市警視庁が騒然とするなか、若手の新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、上層部の思惑により国警から派遣された警察官僚の守屋と組みはめに。帝大卒のエリートなのに聞き込みもできない守屋に、中卒叩き上げの新城は厄介者を押し付けられたと苛立ちを募らせるが―。はぐれ者バディVS猟奇殺人犯、戦後大阪の「闇」を圧倒的リアリティで描き切る傑作長篇。

 

 

 

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 昭和29年、戦中・戦後の生活社会風景描写:屑鉄拾いを営む不法占拠民、通称アパッチ族、続いて右翼団体幹部の轢断死体、汚職絡みの線もあると見て、捜査本部が立ち上げ、地元の刑事・国警のバディを組む、事件は、戦前の日本が残した深い爪痕につながる。


 今回も一気読み、よかった。