今年度の(1月)1冊目は!
2021年度の1月の1冊目は、山田風太郎賞受賞作品の
今村翔吾 さんの 「 じんかん 」 です。
内容・・・・・・・・・
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?時は天正五年(一五七七年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かした時に直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。大河ドラマのような重厚さと、胸アツな絆に合戦シーン。ここがエンターテインメントの最前線!
・・・・・・・・・・
織田信長に関する小説では、信長は松永弾正久秀に何故か甘いとは感じていましたがこの仕えた主人を殺し、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き尽くす松永久秀に対する思いは歴史の評価に対し意外性があり、大変面白かった。
三好元長もこんな魅力的な武将であったのかたと興味を覚えた。
視点を変え独自の表現でもしっかりした構成で相関内容が読者を引き込む進め方は、正月明けの夜ごとを楽しくしてくれました。
本年も読書を楽しみたく思っています。
・・・・・・・・・ 良かった!感謝!・・・・・・・・・・・・