4月の一冊目、2冊目(17冊) | 釣り師カッチャンの読書リスト NO LIFE NO FISHING

4月の一冊目、2冊目(17冊)

今月の1冊目は

 

三島由紀夫の  「仮面の告白}  です。

 

 

内容・・・・・

  「私は無益で精巧な一個の逆説だ。この小説はその生理学的証明である」と作者・三島由紀夫は言っている。女性に対して不能であることを発見した青年は、幼年時代からの自分の姿を丹念に追求し、“否定に呪われたナルシシズム"を読者の前にさらけだす。三島由紀夫の文学的出発をなすばかりでなく、その後の生涯と、作家活動のすべてを予見し包含した、戦後日本文学の代表的名作。

 

 

2冊目は

 

川端康成の   「雪国」   です。

 

内容・・・・・・・・・・・・・・・・

 ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから。

 雪に埋もれた温泉町で、芸者駒子と出会った島村―― ひとりの男の透徹した意識に映し出される女の美しさを、抒情豊かに描く名作。

 親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうとしない――。冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。ノーベル賞作家の美質が、完全な開花を見せた不朽の名作。