5冊目です。
今月の6冊目は
今回も 山崎豊子 さんの 「仮装集団」 です。
内容・・・・・・・
すぐれた企画力で大阪勤音(勤労者音楽同盟)を牛耳っているニヒルな敏腕家流郷正之は、勤音内部の政治的な傾斜を感じている。勤音組織は人民党とつながっているのではないだろうか? 党との関係を探るため、流郷は美貌の経理責任者江藤斎子と情事を重ねた。だが、すべてを知った時、流郷は……。政治の手で操られる集団の無気味なエネルギーを綿密な調査と豊かな筆力で描く長編。
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今回も調べられた内容の重みを、作者の筆力と正義感で迫力ある作品に仕上げ一気読みとなった。
山崎さんの小説はまっとうな正義感で書かれており共感できるところが一気読みにつながっている。内部から見た作品データは関連部署ではかなりの抵抗があると思うがその量が重みをさらに引き出している。
良かった。釣行の冬眠期間に至福の時間ありがとう。