今月の2・3・4・5冊目の読破は。 | 釣り師カッチャンの読書リスト NO LIFE NO FISHING

今月の2・3・4・5冊目の読破は。

①今月の2・3冊目は

 

童門冬二 さんの 「国僧 日蓮」  です。

 

 

内容は・・・・・・・・・・・・

  十六歳で出家後、鎌倉で四年、叡山で十二年に及ぶ厳しい勉学を終えた日蓮は、修学の結果「真実の仏法は法華経であり、南無妙法蓮華経の七字題目が釈尊出世の本懐である」との結論を確立。故郷安房の国清澄山山頂で唱題開宗。時に日蓮三十二歳。以来、日蓮の苦難と苦闘の生涯が始まった。

 “三たび国を諌めて用ずば、去る!”敢然と日蓮は鎌倉を去り、身延山に入った。しかし、日蓮の身延入りは単なる老後の隠棲ではなかった。身延山中から、時の北条政権に向かって果敢に国家改造を迫る晩年の日蓮が次の世代に託したものは何か。文永11年10月5日、元寇が大挙して日本を襲ってきた。

 

 

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②4冊目は

 

浅田次郎さんの  「メトロに乗って」  です。

 

 

内容・・・・・・・・・

 いつもと同じ会社からの帰り道。地下鉄を降りて駅の階段を上がると、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だった―。真次(堤真一)に突如訪れた、現実とも夢とも信じがたいタイムスリップ。真次は恋人みち子(岡本綾)とともに過去へ戻り、そこで若き日の父(大沢たかお)とその恋人お時(常盤貴子)出会う。時空を超える旅を続けるうちに明らかになる、父の真実の姿。そして真次とみち子との間に隠された、驚くべき秘密。それは、二人の愛に過酷な選択肢を突きつける、あまりにも切ない運命だった…。

 

 

 

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③5冊目は

 

  童門冬二 さんの  「渋沢栄一:人生意気に感ず 」  です。

 

 

内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  もともと攘夷討幕論者だった渋沢栄一が、一橋(徳川)慶喜に仕えることとなり、幕臣となったのは24歳の時であった。働きどころを得て実力を発揮し、その才を認められた彼は、幕末の動乱が風雲急を告げる慶応3年(1867年)、徳川昭武の随員としてフランスに渡る。
現地で“提供する側がおごらず、受け手が引け目をまったく感じない公共事業”を目の当たりにし、衝撃を受けた彼は、その後、終生にわたって「人の道と経済利益の両立」を掲げ、事業を展開する。日本初の株式会社制度を導入した静岡商法会所の設立、大蔵省の組織改革、第一国立銀行や五百余の民間企業の起業・育成……。渋沢にとって、私利はすなわち利他(他に利益を還元する)であり、一貫して公益の追求者であり続けた。
 経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した長編小説である。