学生の頃、スティーブ・ライヒのフェイズシリーズを聴いて、こういう事がしっかりできる確固たるテクニックに憧れがありました。

フェイズというのは、例えば2台のテープを同時に流し劣化具合やプレーヤーの個体差などの色んな要素によって少しずつ生じるズレのことでミニマル・ミュージックの1つ。

そして、ミニマル・ミュージックとは音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽。

これらの事は複数の演奏者や機械などがないと出来ないんだろうなと思って過ごしていました。
そんな中、これも留学中。大学のすぐ近くにある楽譜店でGradusの楽譜を見つけ無伴奏でこんな楽譜があるのかと嬉しくなりすぐに購入しました。(ソプラノサクソフォン持ってないのに)

実演としては2015年の独奏会(無伴奏リサイタル)で取り上げました。
ほぼほぼ休符がない曲なのでその時は譜面台を何本か並べて横に移動しながら演奏していたのですが、録音となると楽器とマイクの距離が大切になり、移動出来ない。

ということもあり、楽譜を見るためにタブレットと譜めくりペダルを購入に至りました。