最近、ドラコン選手が使うシャフトが変わってきたせいで、新しいタイプのシャフトが出てきました。この新しい流れについて、少し書いてみようかと思います。
私が何年も前から主張しているように、シャフトは柔らかいほど、同じ力で曲げた時に蓄えられる力学的エネルギーが大きくなるのですから、物理学的には柔らかいほど飛ぶはずなのです。
2016年に書いた記事ですが → シャフトを使うということ
これは、私のブログが有名になってきたから・・・ではないでしょうけどw、ドラコン選手が非常に柔らかい、R とか R2(A) のシャフトを使うようになってきました。速いヘッドスピードに耐える軟らかいシャフトができるようなったってことなんでしょうが、有名なところを幾つか挙げると、
1. JPDA(日本プロドラコン協会)が、ワンフレックスのシャフトを出して、これが大当たりしました。
2. 同じ JPDAの関係ですが、会員の李プロが監修したシャフトがあります。これもワンフレックスです。
3. 本来はドラコン用ではないのですが、ドラコン選手からも評価されたシャフトとして、 ネクスジェンの EI-Fシャフトというのがあります。同じく、ワンフレックス。
4. 他にも Reveという会社が、流行っているようですね。
私も時流に乗って?、使ってみました。ネクスジェンの Prototype 870JD32-420 という、上記 3. の一世代前のヤツを例によってメルカリでw 宣伝文句にあるように、一気に20ヤード距離が伸びた・・・ってことはありませんでしたがw、平均的には間違いなく距離が伸びているようです。曲がりもむしろ減ったように思います。
Reve も何種類か試打してみましたけど、感触は似ていますね。今までの軟らかいシャフトと決定的に違うのは、超手元調子である、ということです。従来、軟らかいシャフトはほぼ100%が先調子でした。先調子のシャフトというのは、左に行きやすいんですよね。だからハードヒッターは元より、フッカーにも使えなかったのです。
E-IFシャフトの宣伝文句からすると、むしろ手元調子のほうが初心者にも良い、みたいな感じですが、何故今まで無かったのか?w
ひょっとすると、軽くて軟らかいシャフトを手元調子にする事自体が、技術的に難しかったのかも知れませんが。
以前にもちょっと書きましたけど、ブリヂストンのフィッティングで 「貴方は引き付けが強いから、手元が軟かいシャフトは合わない」 なんて言われましたが、あれは嘘だったのか、と言いたくなります。だって、引き付けの弱い(つまりタメの作れない)ドラコン選手なんて一人もいませんからねw ヘッドスピードと硬さも関係なく、手元調子だから上級者向けでも無いのだったら、従来の巷のシャフトの話って、適当なこじつけだったのかな?、とw
で、調子に乗ってアイアンシャフトも手元調子の Rシャフト に替えました・・・が、何故か打ってみると、案外と硬いw 今までは MCI 80-S (シブコと同じw) でしたが、この R の方がむしろ硬く感じます。
このシャフトはもう生産中止なんだそうでメーカー名は伏せますが、Rシャフトで70g以下の軽量で手元調子、って他に存在しなかった(しかも安いw)ので、選択の余地がないというか、仕方が無いので。
ドラコン桜 2 なんちゃってwww