禁酒182日目・124日目


こんばんは♪ちみーです。本日は原田マハの小説「暗幕のゲルニカ」について書きたいと思いますのでお付き合い下さい。原田マハは「楽園のカンヴァス」を読んで以来、ファンになりました。登場する女性が誰も魅力的なんです。「さいはての彼女」の凪ちゃんカワいい🥰


本作は、アメリカの美術館MoMAに勤める瑶子とピカソの「ゲルニカ」を巡る物語。9.11テロをきっかけとした戦争に「NO」を示す為、ピカソの「ゲルニカ」をMoMAに展示する事を企画するがそれは困難を極める。時代描写が現代とピカソが生きた時代を行ったり来たりしながら、ゲルニカにまつわる物語とそれが現在に繋がる道を描いている。


この作家の作品は当たり外れが大きいと思います。「楽園のカンヴァス」は僕の中でトップ5には入る小説。「翼をください」も面白かった☺️

それらに比べると本作は面白くない。あまりにも平和主義を強調し過ぎて教科書を読んでいるかの様なつまらなさを感じることがあった。娯楽としての小説に求める「感情」「葛藤」「事件」「良い意味での裏切り」「ドラマ」をもっと濃厚に描いて欲しかったと思います。

他にも沢山の本を書いているので「楽園のカンヴァス」を超える「大当たり」はあるのか??それを探すのも含めて読書は楽しい😊😊😊


「けれど、ひまわりが咲き誇る真夏はとうに過ぎ去った。遠ざかる太陽をどれほど求めたとて、一輪の花ごときに日没を止める力などない」これは好きな表現です( ̄▽ ̄)