禁酒143日目・禁ギャンブル85日目


こんばんは♪ちみーです。本日は岡崎久彦著「戦略的思考とは何か」について書きたいと思いますのでお付き合い下さい。


本書は組織論に関する本です。昭和58年発売で著者の岡崎氏は外務省でサウジアラビアやタイの大使を務めた人です。私はこの本を山口周さんというコンサルタントの方の「読書マンダラ」という表で知りました。この「読書マンダラ」に載っている本は、どれもクオリティが高く重宝しています( ̄^ ̄)。山口氏の批評によると「本書はゲーム理論についての本であり、徹底的に考えることで結論を導くということを教えてくれる本である」とのことです。


約40年前に国家戦略について書いた本。この本を現在読むと何十年経とうが、物事の本質は変わらないという事がよく分かる。印象に残った文を抜粋すると、


「『過ちを改むるに憚ること勿れ』というのが情勢判断の極意」

「『いままでどおり、何か決まったものをつくってくれ。それにしたがう方がずっと楽だ』という日本人の国民性」

「優れた戦闘能力は正しい戦略の下でこそ意味がある」


日本が日米安保や軍事力を持つことは、日本という地理の戦略上問題であり、右翼や左翼、平和主義や国際協調といったイデオロギー・思想・理念とは別次元の問題である。当時、ゲーム理論という概念は無かっただろうが、戦略の重要性と戦略論の限界を教えてくれる良書でした( ̄▽ ̄)

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