禁酒135日目・禁ギャンブル77日目


こんばんは♪ちみーです。本日は福澤徹三の小説「東京難民 上」について書きたいと思いますのでお付き合い下さい。


作者はアウトローの世界を描いた小説を多数出しています。私は「群青の魚」に続いて二作目ですが、ヤクザ・半グレや警察などへの取材を多く行っている印象を受けます。それほどリアリティがあるんです(裏社会のリアルを知りませんが( ̄∀ ̄))。


【きょうあるものは、あしたもあると思うものである】

時枝修は普通の大学生活を送っていた。しかし、両親が行方不明になった事で状況が一変する。仕送りが途絶え、大学やマンションを追い出され、友達や彼女に愛想を尽かされ、ネカフェで寝泊まりする生活になる。女に騙された流れでホストクラブで働く事になったところで上巻は終わる。主人公は無気力だが、何か悪いことをしたわけではない。それなのに底辺にまであっという間に落ちてしまう。

小説ではあるんですが、ルポやコラムなどのリアルな記事を読んでいる気分になります。それは、小説の世界ではなくて、もっと身近に現実で誰にでも起こりうるということなんでしょうね( ̄^ ̄)。


下巻で修は復活するのか?それとも更に落ちていくのか??「群青の魚」とかの作風から想像するに、大学にも戻れて、友人・彼女とも関係を修復してハッピーエンドとはならないと思います(・∀・)。楽しみ♪

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