おにぎりの影が伸びて異民族の街にたどり着く頃、僕は7度目の失神をしていた。

もはや自我は崩れ、ただ血の詰まった皮袋と化していた。

僕には約束がある。村長になることだ。

村長はこんな事でくじけたりしない。
村長は覗きをしてるのを現行犯で捕まってもうろたえたりはしない。

村長は稚魚の踊り食いをし立派に育ててから優しく優しく水中出産の様にケツから魚を解き放つのだ。

鱗が引っ掛かっても嫌な顔しないのだ。



おにぎりが崩れ、形を変えた影が忍者のユーモア心をくすぐる時、僕は虫博士と呼ばれるであろう。


つまり、そう言う事なのである。