個展作品解説 【 法 雨 】 | 加藤掌心オフィシャルブログ「迷ったら、歩きながら考える。」Powered by Ameba

個展作品解説 【 法 雨 】

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『 妙法蓮華経観世音菩薩普問品第二十五』文字数は2,062文字で構成されている。使用した文字はその一部で、青顔料三種と、金泥二種で書いた。
観音菩薩に出会ったことはないが、救いの雨とは、うつ病を患って入院していた時に何度も出会った。何かが洗い流されてゆくような雨であった。
この書の場合、「観音偈」という詩文を先に書いている。機会のあるごとに、この「観音偈」を写経して贈ったことがあり、自分自身もこのお経の意味と読み下しにとても感動し、宗教的な意味合いとは別になる、文学として釈迦の教えを捉えるきっかけとなった。
ちなみに、私の病は既に根治している。