かとさとか~音遊人的生活 -148ページ目

「カジュアルな音楽療法」と「フォーマルな音楽療法」の違い

『癒し』と音楽について、思うこと

まどみちお・百歳の詩

お正月に、100歳の詩人・まどみちおさんのドキュメンタリー番組を観ました。

『100年ちゅうのは
短いようで長いんだけど
長いと思ったら
短すぎる感じもあるんですよね』

と語るまどさんは、
童謡「ぞうさん」をはじめ数多くの詩を残しています。


番組の中で谷川俊太郎さんが、
ウィリアム・ブレイクの
『一粒の砂に世界を見る
一輪の野花に天国を見る』
という言葉をあげて、
まるでまどさんの詩の世界を表しているようだ、と紹介されています。
まさにそうだなと感じました。

まどさんの詩は、日常のほんのささいな出来事だったり、身近な生き物がテーマだったりしますが、
独特の視点と瑞々しい感性で表現されていて、思わずハッとさせられます。

そして、地球上のどんな物に対しても、優しさと深い愛情を持っている方だなぁと感じました。

詩だけでなく、まどさんの語る言葉そのものが、既に詩になっているようです。


番組のまどさんの言葉から、一部を紹介します。

『どんな所にもクエスチョンマーク
ふしぎなことはどこにもありますよ

これなんだろう?あれなんだろう?それなんだろう?

いつもクエスチョンマークしかないんですよ

たまに感嘆符になるんだけどね
クエスチョンマークの方が多いですね

世の中に クエスチョンマークと感嘆符と 両方あったら

なんにも
いらんのじゃないでしょうか

生きがいっていうものは
そういうもんじゃないでしょうか


この世の中に生きとると
詩にしたいと思う材料は いつでも
新しく見つかるものなんです
人間というものは 生きているとね

なぜかといえば
どんな人にしてもね

これでもう十分ということは
あり得ないのですから』


(ぞうさんの詩について)

『この世の中でゾウのように鼻の長い動物はいません

そんなゾウに
「鼻が長いね」と言うことは
「お前はへんだね」
と言うことと一緒です。

でもゾウは嬉しそうに「母さんも長いのよ」
と答えます。
自分の一番好きなお母さんと一緒だということを誇らしく思っているからです。

本当に、ゾウがゾウとして生かされていることはなんと素晴らしいことでしょう。』


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その番組の再放送が、今日あります。
まどさんの詩も、いくつか紹介されています。

まどさんを知る人も知らない人も、とにかくオススメです!
きっと何か感じることが見つかると思います。


NHKスペシャル
『ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~』

再放送
1月30日(土)
15:55~16:45
NHK総合


今後もこちらで、まどさんの言葉を紹介していきたいと思います。