かとさとか~音遊人的生活 -110ページ目

『花と鉄の楽器・波紋音(はもん)が出会う~循環する生と死~』上野雄次(花道家)×永田砂知子(波紋


都筑民家園での、生け花と波紋音のコラボ、
『花と鉄の楽器・波紋音(はもん)が出会う~循環する生と死~

上野雄次(花道家)× 永田砂知子(波紋音)』

に行ってきました!

辿りつくまで、いつものことながら迷ってしまい、始めの10分ほど見逃してしまいました。


生け花をライブで観るのは初めてでしたが…生け花のイメージというか、概念を思いっきり覆されました!
とにかく面白かったです。

花道家の上野さん、花道家というより格闘家という感じ。がたいのよい身体に黒いパーカーを株って裸足で。

2メール以上ある竹を放射状に何本か紐でくくった状態で、
天井に向かって紐を投げ、くくりつけ、吊し上げていました。
その後、大きな木の枝を竹にいくつも差し込んでいきます。

しまいには庭に出ていって、上野さん自らその場で柿の木にスルスルと登り、大胆に柿の枝を大きく切ってきて飾りつけていました。

とにかくダイナミックで迫力があって、デカくて野性的で素敵でした!

当然、使っているのも、小さなハサミじゃなくて、ノコギリで太い竹などをギコギコきったり、竹の節を大きな枝でガンガンたたいてバキッと割って刺したり。

私は好きですね、こういうの。
まさに、花(というより樹木だが)に身体ごとぶつかって格闘しているかんじ。
凄かったです。

そして、身体を張った上野さんのパフォーマンスに、見事に音付けしていた永田さんの波紋音も素晴らしい!!
さすが、さまざまなジャンルの表現者とコラボレーションしてきた永田さんだなぁと改めて思いました。

また新しい発見でした。

私が知らない表現方法やアートがまだまだたくさんあるんでしょうね。

いかに私たちは先入観や固定概念で物事を見たり考えたりしているのか…。
よく知らないことはもちろん、
自分がよく知っていると思っていることでも、「こういうものだ!」と勝手に解釈しているだけで、
気づいていないこと、見えていないこと、知らないことがまだまだあるのかもしれません…。

今日のパフォーマンスを観て、そんなことを思いました。

また、先入観や固定概念で決めつけずに、色々な事に興味を持ち、チャンスがあれば出来るだけ観たり聴いたり体験していきたいと改めて思いました。



とくに現在、私自身の状況、そして日本、世界も明日さえどうなるかわからない今、
一期一会、日々大切に、出来るうちに出来るだけ色々なことを体験したり吸収したり、そして学んでいきたい…と最近強く感じています。


映画「天心の譜」

「天心の譜(しらべ)」という映画を観てきました。

指揮者の小林研一郎さんと知的障がい(自閉症)の人を含む
障がいがある31名の演奏家が参加している【コバケンとその仲間たちオーケストラ】のドキュメンタリーです。

映画の半分ほどの映像は、ダウン症など知的障がいのある9人による撮影隊「ビリーブクルー」のカメラによって構成されています。

上記の小林研一郎さんのオーケストラの練習風景をはじめ、
2011年のアテネでのスペシャルオリンピックに参加した、福島と宮城出身の知的障がいのある日本人選手の紹介や、

小林研一郎さんが震災後に故郷・福島県いわき市に訪れた時の映像なども含まれています。

素晴らしい映画でした。

小林研一郎さんの人柄や語る言葉がとても心に響きました。

また、上記の撮影隊「ビリーブクルー」のメンバーが小林研一郎さんにインタビューしたり、
逆に小林さんがビリーブクルーメンバーにインタビューしたりする場面があるのですが、その内容もとても良いです。

特に、小林さんが故郷のいわき市に訪れた際に地元の中学生の箏の演奏を聴いた後の、「息」についての話が印象に残りましたので、ご紹介します。

「オーケストラでも、吹奏楽でも、みんなそうなんだけど、パッと構えた瞬間に、人間って気が出るのね。そして、みんなが息をする。

息って、どういう字書く?自分の心って書くの。だから自分の心がここに出る訳だ。ここで、これだけの人の心がひとつにならなきゃいけないんだ。

だから、みんな息がないと、ふっていう息がないと、音楽ってとってもやりにくいの。
指揮者がスッて息を吸った瞬間にみんなもスッて息を吸うの。

そして、その息の大きさ、強さ、弱さ、静けさっていうのが様々な音楽のあり方を作っていくの。時には苦しみだったり悲しみだったり、こういう嘆きだったり喜びだったり、空気がこの辺りを流れるような音だったり。

そういうことを勉強するといいかもな。」

これは是非、たくさんの方々に観て頂きたい映画だと思います。

新宿シネマートと六本木シネマートで11月末まで公開しているようなので、良かったら是非。
他にも、いくつかの場所で上映されるようですが、期間が短かったりするので、ご興味ある方は調べてみてください。

「天心の譜」オフィシャルサイト

隣の芝生は青い

みんな色んな事情を抱えながら生きてる。もちろん私だってそう。

でも、他の人のそういう部分ってなかなか見えないから、他の人ばかり幸せに見えたり羨んだり嫉妬したり妬んだり…みたいな感情を持ったり持たれたりするんだろうな。

社会生活を送っていれば、あからさまに態度に出す人はなかなかいなくても、そういった気持ちをなんとなく抱いてしまう事って日常茶飯事だと思うのです。

しかも本人はそれに気がつかない、もしくは認めたくなかったり。
それは、きっと誰しも、私自身にもそういう部分があると思います。

「隣の芝生は青い」というか…。

他の人が辛い目にあった時(他の人が不幸に見える時)は、共感したり相談にのったり励ましたりする人は多い。

しかし、友人や周りの人が何か良い事が起こったり幸せな状況になったりした時に、心から喜べる人ははたしてどれだけいるだろうか…。

私自身を振り返っても、どんな時も一点の曇りもなく自信を持って「喜べる!」とは言い切れない気がする。

嬉しい時だって一緒に喜び合える友人がいたら良いなと思うし、私もそういう人になれたら良いなと思います。

でも、きっとそれって、実は難しいことなんでしょうね…。

新沢としひこ「みちくさ」

↑まさに、こんな時にぴったりな歌です。新沢さんの名曲。是非聴いてみてください。