内田康夫さんのキラーコンテンツ『浅見光彦の“伝説”シリーズ』です。
今回も有無を言わせぬストーリー展開で、ぐいぐいと引き込まれてあっという間に読んでしまいます。
今回は従来の“伝説”シリーズと比べると主人公の浅見光彦の活躍が少なく感じます。
しかし、それを補って余りあるほどの他の登場人物、脇役たちの活躍があります。展開の上手さや巧さがあります。もうさすがと言っていいですね・・・。
今回は日本創造伝説の里高千穂が舞台のため、日本人の宗教観やアイデンティティに触れるような内容になっています。こういう日本人のルーツを辿るような独特な宗教観はとても心地良かったです。その雰囲気に浸っているうちに読み終わった印象を受けました。
『浅見光彦の“伝説”シリーズ』でも、こういった部分の記述が多く見られるのは異質な感じがします。
違ったアプローチをしているのでとても楽しく読めた一冊でした。
・読んだ日:'98/03/20(一日で読了)。
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