内田康夫さんのキラーコンテンツ『浅見光彦の“伝説”シリーズ』です。
今回は九州の名門一族菊池家の伝説にまつわる殺人事件がテーマになっています。
今回の小説は何といっても話の取っ掛かりの部分、「清少納言と西郷隆盛と聖徳太子が親戚だった」が面白い。それを糸口に、菊池姓の伝説、菊池一族の話、秩父事件の隠し財産の話のつながり方・展開が見事で、話にどんどんと引き込まれてしまいました。
少しでも歴史が好きな方でも、歴史がとても好きな方なら“尚更”、ハマりますよ~!
今回は自分の氏姓や出生についてのお話、自分はどこから来てどこへ行くのか?といったアイデンティティについてなので、誰もが共感できる部分があり、興味を持てるのではないかと思いました。これは“歴史と伝説”を主題にした『浅見光彦の“伝説”シリーズ』の中でもけっこう異端とも取れる題材・ストーリーかもしれませんね。
でも、それが面白かった~。
今回も浅見光彦がいい。見ず知らずの人物の無実・無罪を愚直なほど信じ続けるその信念。
惚れました(笑い)。
・読んだ日:'01/03/05~03/08。
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『菊池伝説殺人事件』 - 内田 康夫
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