サブタイトルは「悪口雑言罵詈雑言讒謗集-白神山地のブナ林分断事件」。
サブタイトルからもわかるように今回は山林特集のような内容です。
現在は世界遺産に認定された白神山地や、登山の許制の導入の提言など自然保護をうたっています。
こういった内容も単なるエコロジーではありません。綿密な取材と研究などに裏打ちされているためとても心に響いていきます。
ただ、これほど語られていても自分のような一般人で、山に対する思い入れを持っている人はどれだけいるのでしょうか?
私たちは自然の一部で自然に生かされてもらっています。それなのに自然とのふれあいや関わり合いは皆無といっていいほどないような気がします。“山は遠くになりにけり”と感じました。
今回はベトナム戦争に関しても論じられています。
「ベトナム戦争こそ世界最悪の戦争。投入された武器の技術は第二次世界大戦なんかとは比べものにならない」との発言は慧眼です。物事を常に客観的に見ようとする視点や、大衆に流されることのないしっかりとして取材姿勢などは本当に素晴らしいと感じました。
こういった発言ができない日本に生きていると思うと、情けなくなりますね・・・。
・読んだ日:'99/06/21~06/28。
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