サブタイトルは「悪口雑言罵詈雑言讒謗集-愛国者と売国奴」。
目次を簡単に抜粋すると・・・
・評論文・批判文・論争文等の読みかた
・知識と事実と論理
・文句が多すぎる南米の旅
・アオニケンク海峡とヤマナ海峡
・セルクナム島の現在
・原発を誘致したい地元の人々へ・再説
・ますます悪くなり「非国際化」してゆく日本
・大江健三郎氏式の生き方について教えを乞う
・デバガメ写真誌に復讐するために
・南京大虐殺否定派の歴史的完全敗北
とにかく反大国主義・反政府主義・反欧米主義の嵐の一冊です。「日本社会=メダカ社会」と切り裂くその強烈な風刺・批判は気持ちのいい限りです。
もちろんこの内容のすべてがすべて正しいとは思いませんし、思い込みや偏重的な内容もあるかもしれません。
しかし、彼の考えや思想は一貫しています。貫かれています。ここまで貫かれると素晴らしいです。
権力に対して常に批判的ですが、単なる弱者強者の論理ではなく、真実と事実を追い求めるが故だと感じます。もしかしてそれは植民地支配や大国支配という今なお続く世界の常識への批判と怒りなのかもしれません。
こんな常識によって様々な歴史が闇に葬り去られてしまいました。彼はそれを探しています。
それはマスコミの一員としてですが、マスコミがいかに鋭利な凶器と化して暴力になりえるかを知るか故なのかもしれません。
そして今日もマスコミは・・・。
・読んだ日:'99/01/26~01/30。
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