う~ん、テーマは面白いのに・・・。
話がそれすぎですよ~。
(自称)アメリカ合衆国皇帝・メキシコ護国卿(在位1859-1880)の、ノートン1世(1819-1880)こと本名ジョシュア=エイブラハム=ノートンのお話。
当時のアメリカの雰囲気や気質、その空気を伝えたい、伝えたいという気持ちは痛いほど分かります。それがなんとなく空回りしてしまっているような・・・。
ノンフィクションとフィクションの間を行ったり来たりしていて、とっちらかった印象を受けました。
テーマを絞って、例えば皇帝としての日常や生活、貢献、その功績などとするなど、もっと様々な分野へと展開できただけに、非常に“惜しい”感じがします。
ページが増されているだけでしっかりとした取捨、推敲が欲しかったです。
この半分のページの量でも完成している本ではないでしょうか。
また、どの歴史小説にも「地図」や「見取り図」などが付いているはずなのですが、それがありません。
こういった不親切な部分もなんとなく漫然な印象を受けてしまう理由かもしれません。
ノートン1世を知りたい方や、ノートン1世についての入門書としては最適だとは思いますが、より詳しい内容を知りたい方には不向きな本のような気がしました。
・読んだ日:'01/02/23~02/25。
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『アメリカ皇帝になった男の話』
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