別れの刻 | ハーレム留学

別れの刻

<前回までのあらすじ>
そしてとうとう出発の日を迎えた俺たち。
空港へ向かう。
もう女子勢はみんな泣いてる。
俺はどう対処すれば?
チェックインその他を済ませると一旦解散。
どうする、俺? どうなる、俺?

まぁ、とりあえず解散ってことになったんだけど
金ないしどうしよーかなーとぶらぶらしてると団長。
「俺君、どうしたの? どっか行ってくれば?」
「いや、今もう4$くらいしかないんでなんも出来ないんすよね」
「あ、そうなの? 
 じゃあ後で日本円で返してくれればいいから交換しよっか?」
「あ、そうしてもらえるとありがたいです」
うは、エロ本買えるwww
「あ、今日本円持ってるんで今返しちゃいますよ」
「じゃあ1$110円で」
おー、レートもいいレートじゃない。
うっし。
そんなことやってる俺の横では双子さんに電話しているお笑い君。
そして電話を受け取ってまた泣き出すリーダー、沖縄さん。
また泣くなよ・・・
つーか本当この場にいるのは無理。
俺泣きたくないし、本当ああいうの苦手だし。
ていうわけで早速本屋探し。
女子勢は固まってるのに俺超単独行動。


そうして本屋へ。
ハリーポッターなんかも売ってた。
雑誌のコーナーへ向かう。
袋に入った雑誌を探す・・・
・・・なぁい!!!
なにぃ! ないだとぉ!
そりゃ空港でエロ本買うやつなんていませんわなぁ・・・


  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /   _/        ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /      ,.フ^''''ー- j
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :

しょうがなく一番エロい雰囲気の雑誌を立ち読みして買った。
もう・・・なんてこったい・・・

そんなことして暇をつぶし飯屋のある2階のほうへ行く。
ベンチでまだ固まってる女子勢。
しかもまだ大泣き中・・・
リーダーにしても沖縄さんにしてもふにゃさんにしても目赤すぎ。
そしてその輪に入ることはためらわれる、
ていうか嫌ってないって確証を得たのはふにゃさんだけなので
恐れ多くて近づけない。
そんなわけでスルー。

そして飯屋の方面へ。
どこも混んでる。
中華料理屋もあればうどんとか売ってる日本料理屋もある。
最後もなんか食ったことないやつがいいなー、と思ってたらマックを発見。
そういやアメリカ来てから一度もマックに行ってない。
「こういう純粋なファストフードで食べてないわ」
ってことでマクドナルドで食べることにする。
順番が来て、まぁ日本のマックと同じように
「○○のセットでドリンクは××」というような形で注文する。
するとなにやら店員が言ってくる。
どうやらソースを選べるらしい。
それも頼んで注文を終える。
でもすぐに出てくるわけではないのでレジの横で待ってる。
そうすると後ろから日本人の男の声が聞こえる。
A「アメリカにもマックってあんだなーw」
B「当たり前だろ、マックってアメリカの店だろ」
C「それよりお前メニュー決めた?」
A「え、俺はあの・・・なんだ?
  バコンサンドだかなんだかにするよ」
バコンて・・・
どう考えてもBaconです、本当にどうもありがとうございました。
B「ここってセットとかできんの?」
C「出来んじゃねーの? 多分日本と同じだよ」
A「飲み物どれにする?」
B「俺はCokeかな」
A「コークってなんだよ? お前チャレンジャーだな
C「いや、お前コーラ知らないの?」
A「コークってコーラなの?」
B「そうだよ。お前バカじゃねぇの?w」
あぼーん。
「うわっこいつCokeも知らないのかよ」
と思って後ろを見ると

どう見ても俺より年上の20ちょっとくらいの金髪の日本人がいる。
「うわっこの年でそれかよ、ゆとり教育乙」と思いながら聞き続ける。
注文の番になるA。
「えーっとバコンサンドで・・・」
「Becon? ・・・Oh,Bacon Sand!?」
「おー、イェスイェス! ベーコンサンド。ザッツライト!
 でドリンク イズ コーク」
m9(^Д^)プギャー
ちょ、お前笑わせんなよ。
その後
「あれベーコンて読むんだな。知らなかったぜ」
とか言っちゃってる。
はぁ、こんなんでいいのか日本?

とりあえずドリンクだけできたようで

そのドリンクの名前を叫んでいる店員の元に向かう。
そして飲みながらハンバーガーができて呼ばれるのを待ってる。
するといきなり押す人が。
「飲んでるのに、なんじゃ?
 黒人じゃなかったら睨んでやる!」
と思って後ろを向くと弱気さん
あぶねぇよ!
一緒に第1ホストだったキレイさんもいる。
「びっくりしたー?」とか言ってる。
「何頼んだの?」と言われボードを示して説明する俺。
そしてやっと呼ばれる。
その両手ふさがった状態で弱気さん、「これ食べる?」と聞いてくる。
なんか白濁色の物体が入ったコップを持ってる。
「なんすかそれ?」
「ヨーグルトパフェみたいなもん」
「なら食います」
そう言うとデジャブが。
あーん
そう言ってスプーンで口にそれを運んでくる。
俺が食うとなんか手で小さくガッツポーズしてる。
なんじゃそりゃ。

で一緒に食べよ、ということになり、弱気さん、キレイさんと一緒に食事。



マックの袋ってアメリカでもこんなんなのね。



premium chicken。



意外とうまかった。
つーか弱気さんポテト勝手に食うな。
まぁそんなには怒らないけどさぁ・・・
一応了解は取れよ・・・
そして昨日の話を話す。
「そういえばなんかいろいろあって
 女子勢との誤解が解けましたんで大丈夫です」
「へ? どゆこと? 大丈夫って何が?」
「いや、あんま話さなくても大丈夫ってことです。
 なんか全然俺が思ってたようなことじゃなかったらしいんですよね」
「ん、私おせっかいだったからもう話さなくていいってこと?」
「そういうことじゃなくてww」
うんぬんかんぬんで弱気さんに昨日の一連の流れを説明する。
よかったのかなぁ、これって。


そうして荷物を整理し、搭乗券なんかを出していると
もうすぐ集合時間だということに気づく。
そんなわけで走る。
というか途中で栗山君たちがいて

走って抜かされたから走らざるをえなかった。
集合場所に着くと沖縄さん大泣きしてる。
メガネは結局泣いてない。
だから昨日の涙はなんだったのかと小一時間(ry
セクシーさんもリーダーさんとずっと泣いてる。
つーかいつの間にかお笑い君いねぇじゃん!
帰ったってどういうことだよ!
巨乳さんたちもいないじゃん!
俺の初頬キスの相手がいなくなっちゃってるじゃん!
ちょっと知らない間に帰んないでよ、マジで。
感動の別れとかしたいじゃない。
ツーショットで写真とか撮りたいじゃない。
あれ? 小学生君目赤い?
え、泣いてる?
巨人君も
あれ、これなんだろ・・・
とか言って目から出る何かを拭いてる。
おいおいおいおい、巨人君も泣いちゃってるよ。

あんなでかい図体で気が強そうにしてるのに泣いちゃってたりしてると

ちょっとしたツンデレみたいなもんでギャップにまたバカ共がやられちゃうよ。

林檎姉妹もすげぇ泣いてるよー。

ちょっともうこの人たち泣きまくりだよー。
もうとにかくみんな泣いてる。
泣いて泣いて泣いて泣いてる。
俺は全然グッとこないんだがどうすれば?
昨日の夜がピークだったんだが。

そしてみんなとハグし合って写真を取ったりなんだりかんだり。
なんかテンションさんと最後にハグ出来たのはうれしい。
というかこんな別れの時までそんなことを考えている俺は変態。

最後に集合写真を撮る。
林檎母に「真ん中行きな」と急かされ真ん中へ。
はははははー、もうなんかよくわかんない高揚感だ。
もうすぐお別れだってのに。
俺はもう「さよならは言わねぇぜ。また会えると信じているから」
というキザっぽいセリフをどのタイミングで言おう、とか妄想中。
そして最後に栗山君にさっきマックにいた時に
リュックの中から出しておいたあのボールを袋ごと渡す。
「お前ディズニーランド来れなかっただろ?
 これはお前へのお土産さ」
とか言って。
でも全然泣いてくれなかった。
なんだよー、つまんねーの。
つーか中澤さんたちが団長用のに金を請求するなら

俺もこのボールの金請求してよかったんじゃね?
まぁいいですけど。

そして搭乗券を見せてもうみんなとは話せない位置に歩いて行く。
・・・・はずが大変なことに。


な、何!? ない!?


搭乗券が・・・ない!?


いやいやちょっとお前よく思い出せ。
よーく思い出すんだ。
お前は確かさっきリュック整理した時に搭乗券も出した。
そうだな?
そこまでは記憶がある。
でどこへしまったんだ?
お前、言ってみろ。
覚えてない。
っていうことでとりあえずポケットから探し始める。
女子勢はそんな俺をおいてどんどん進む。
いや、どうしよどうしよ。
結局リュックの中も見てみる。
ない。
あぼーん・・・・・・
そうだ、ここに来るまでに俺走ったな。
それの途中で落としたんじゃないか?
林檎父とマック近辺まで行って捜索することに。
そこで見つかればいい、というか見つからないと困るし、

見つかると思っていた。
でもない。
くぁswでfrgtyふじこ;@p
お、お、俺はどうすれば・・・!
親父さんの案内でカウンターへ行き、

落ちていた搭乗券がないか聞いてもらう。
「親父さん英語ペラペラかよ。
 かっこよすぎ」
とか思いながら聞いていても全然事態は好転しないわけで。
うはー、もう俺昨日よりも死にたいかも。
そうドタバタしていると近づいてくる栗山君。
手には搭乗券が!!!!!
そうだ、お前よく考えてみろ。
リュックから取り出して入れる所といったらポケットか手荷物だろ!
栗山君にすでに渡していたとはいえ、
なぜその袋も持っていたことに気づかなかった!
ちくしょう! 
「栗山君にボールを袋ごと渡したらその中にあった」ってどういうオチだよ!
完全に俺のミスじゃねぇかぁ!
うわぁぁぁぁぁっぁあああああああああ
俺死ね!
とりあえずメガネの二の舞は踏みたくないので
向こうの団長に「I'm sorry」とか謝ると
「ワタシジャナクテダンチョウニイッテ」と言われる。
親父さんにも
「すいません、なんか最後にゴタゴタさせて・・・」
と謝る。
「いいんだよ、最後にいい思い出になったじゃないか」
なんて笑ってくれる。
そして俺はポン、と背中を押され歩み始める。

団長と一緒に係員に搭乗券を見せる。

もう彼らと会えないけど

「さよならは言わねぇぜ。また会えると信じているから」

なーんて言えるわけがねぇ。

あー・・・死ねばいいのに・・・

Kill me, please・・・

あばばばばばばばばばばば・・・・・・
もういやだぁぁぁぁぁぁ・・・
これ以上先に進んでやつらに顔合わしたくねぇよぉぉぉぉぉぉ・・・(つづく)