BONMATSURI | ハーレム留学

BONMATSURI

<前回までのあらすじ>

栗山兄がキャンプに行ってしまったため、

お笑いくんちに行った俺たち。

お笑いくんちは2.1mも深さがあるプールがあり

そこで飛び込んだり泳いだり。

ジャグジーもあるしかなりいい環境だった。

でお父さんたちが迎えにきてくれて帰ることに。

どうする、俺? どうなる、俺?


そのまま家に帰るのかと思ってたらなぜかよくわからんとこで降ろされる。

何かと思ったら昼女子勢が話してた「MATSURI」がそこであるらしい。

「そこ」とは栗山君も小さい頃通ってたらしい日本語学校。

その日本語学校で「BONMATSURI」があるそうだ。

「BONMATSURI」と呼ばれてたけど、まだ全然盆じゃないから。

この日8月6日だから。


屋台が沢山あって「なにかたべたいものある?」と聞かれるも

何なのかわからないものばかり。

とりあえずタマリというメキシコ料理を食べてみる。

タコスにくるまれたチキンにチリソースが

かかってるようなやつなんだけどすごい飽きる味。

まぁ全部食べたけど。

他には紫の色まであるキチガイみたいな色したシロップを

好きなだけかけていい「カキ氷」とは呼べないような代物とか

「ODANGO」とかいいつつただの小さい丸いドーナツとかがあった。

唯一日本的な「UDON」もあった。

こっちでは「UDON」は知られているが

「SOBA」はほとんど知られてないそうだ。

「SOMEN」とか「RAMEN」(あと「NEWMEN」もあったかな?)

なんかは知られてるんだけどね。


俺は他に炭酸のジュースを買ってもらって飲んでたら

栗山母が焼きとうもろこしを買ってくれる。

もともと焼きとうもろこしってあんまり味がしないから

食わないんだけどこれはホントに無味。

何の味もしない。

ただ単に焼きましたってだけ。

とうもろこしの自然な甘さとやらで食え、ということなんだろう。

母さんはバクバク食ってたけど俺はかなり時間がかかって食い終わった。

栗山君は山ほどシロップをかけたfrap(カキ氷)を食ってた。


でそんなことやってたら「俺くーん」とか言う声が。

弱気さんもきてたらしい。

ていうか最近なんか弱気さんが積極的に俺に話しかけてる気がする。

俺は自分から女子勢に話しかけることがないから

ありがたいけど本当にそういう感情を抱かれてたらどうしよう、

とかいう自意識過剰ぶり。

まぁともかく弱気さんと話してたら他の女子勢もみんな集合し始める。

公式行事として組み込まれてるわけでもないのに

団長含めて全員集まるってすごくね?

これそんな大きな祭りなのか?


隣の会場では盆踊りをやる、ということでそっちへ。

すると結構な数の人がいる。

しかもみんなしてどこから持ってきたんだかわからない法被を着てる。

でスピーカーから音楽が流れ、太鼓もたたかれスタート。

・・・ん? 何だ? この曲?

聞いたことのないわけわかんない曲ばっかりが流れる。

幸せサンバ」とか「みんなにありがとう」とか。

おいおい、サンバってついちゃったよ!

完全に日本のものじゃねぇじゃねかよ!

でも誰もそういう突っ込みを入れないね。

ここ日本語学校じゃなかったの?


そして現地の人たちは「踊り」というよりも「ダンス」といった感じで

ジャンプしたり横にはねたりもうわけわかめ。

しかもたまに小道具を使う踊りがあったりするし。

うちわの柄の部分を手で挟んでくるくる回したり、

手ぬぐいと思われるものを振り回したり

完全に別文化になってますよ、隊長。

絶対的に「BONODORI」じゃなく「BONDANCE」だよ、これ。


炭坑節だけ唯一知ってた。

「月が~出た出た~つ~き~が~出た~ヨイヨイ」ってやつ。

で多少歌ってたらね

別に歌わなくてもよくない?」というリーダーさんの突っ込みが。

・・・いいじゃないか、郷愁心に駆られたってことにしといてくれたまえ。

一段落して帰ろうとしてたら本部の人たちから

太鼓をたたいていかないか、とのお誘い。

俺はたたこうかなーと思ってたけど

栗山君に「帰ろう」と急かされ結局やりませんでした。


で車で帰る。

「まだ腹減ってるだろう?」とのことでチリドックのファーストフードへ。

チリドックとはホットドックとほぼ同じなんだけど

チリのソースがかかってるやつ。

ちなみに俺がいったとこはメキシコと近いからか

結構な数のメキシカンフードの店があった。

タコスの店とかかなりあった。

まぁともかく俺は正直そんなに腹減ってなかったので

そのチリドックの一番小さいサイズのと

「Mountain Dew」(日本でもあるよね)という炭酸を頼んだ。




つーか今日デジカメ忘れたからビーチパーティから

ここまで一枚も写真撮れてねぇから!

もう女子勢と一緒に穴に入ってる写真も

ありえない色にかき氷を染め上げる鬼畜少年たちの写真も撮れてねぇ!

あぁ、それが心残りだ。(つづく)